第607冊目 節約の王道 林望/著

節約の王道 日経プレミアシリーズ

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目次


序章 節約は楽しい
第1章 食―節約食とはすなわち健康食である
第2章 お金の管理―万札は、崩さない
第3章 交際費―虚礼に金を費やすな
第4章 衣服と車―見栄ほど醜いものはない
第5章 旅行、趣味―金はなくとも余暇は楽しめる
第6章 教育―人生最大の投資と捉えよ
第7章 住まい―自分の軸を揺るがすな
終章 節約と人生


借りて読むな、買って読め
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本というものは、基本的に自分でお金を出して、買って読むべきだと思います。


人から借りたり、図書館から借りたりというのは望ましくない。本を読んでなにか実りを得ようとする人は、そのお金をケチってはいけません。それなりにお金をかけないと知識は本当にその人ものにならないと思うのです。


今、単行本は1冊1000円から1500円くらい、高いものだと3000円ちかくします。こ小遣いが限られている人や、たくさん読む人は、読みたい本をすべて買うのは難しいかもしれません。そういう人が図書館を利用するのはやむを得ませんが、それでも、借りて読んでみて、自分でとてもいい本だと思ったのならば、やはりその本は買うべきです。


今、映画館へ行って映画を観ると、2時間で1800円くらいします。けれども、1200円の単行本を1冊買ってきて、通勤電車の中とか、夜寝る前にベットの中でゆっくりじっくり精読したとしたら、少なくとも3日間くらいは楽しめる。そう考えると、本というものは決して高いものではないのです。まして缶ビールを飲み、タバコを2、3箱吸うお金を本に換えるなら、その知性は日々に増していきましょう。


また、本というものは、1度読んだくらいではそのうちに忘れてしまいます。図書館で借りて、2週間かそこらで読んで返してしまったら、その記憶はそれっきりです。けれども、本を買って本棚に置いておけば、その背表紙が日常的に目に入ってきます。そうするとそのたびに、再び読むわけではなくとも、その本を読んだという記憶がリマインドされる。それが大事だと思うのです。


それに、借りた本というのは汚すことができません。私は、本というものは自分で傍線を引っ張ったり、思ったことをメモしたりして、とことん汚して読むべきだと思っているので、それができないというのもよろしくない。


あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪


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今日の声に出したいコトバ


「人の目には、探しているものしか見えない」――アンソニー・ロビンズ


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