第608冊目 東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法 吉永賢一/著

東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法

東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法

目次


第1章 「覚える」「わかる」で知識を確実にインプットする!
第2章 高速アウトプットで、無意識レベルの知識にする!
第3章 本番で確実に点数を上げるための「小技」を知ろう
第4章 「成績を下げる考え方」とは?
第5章 合格することば、不合格になることば
第6章 この心の習慣が、成功の鍵になる!


「ウェイト」時間を逃さない
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私たちの1日を振り返ってみると、何もしていない時間はじつはかなりあります。乗り物に乗っている時間、人を待つ時間、何かに取りかかるには中途半端で結局ぼーっとしてしまう時間……などです。


私はこうした何もしていない時間を「ウェイト時間」としています。


トイレ、お風呂、歩いているとき、実は、「授業中」も「本を読んでいるとき」もそうです。本を読んでいるときは、(注意がそれるために)いつの間にか、知らず知らずウェイト時間が発生していることがあります。


私たちはいずれ死ぬ運命にあり、言ってみれば、限られた時間の中で生きているのです。その中で時間を効率的に使っていくには、この「ウェイト時間」を減らしていくしかありません。


そのためには、ウェイト時間に埋め込める「雑務」をもっていることが重要です。


雑務とは、処理しなければいけないけど、締め切りが近くない案件のことです。


これは、勉強でいえば「暗記モノ」になります。「覚える」「わかる」の段階で抜き出した「キーワード」や「要点」、「補足説明」などがそれです。


また、「ちょっとこれはむずかしいから、余裕のあるときにあとで理解しよう」と思った要素も持ち歩いて、場所を変えて、量を区切って取り組んだりします。


それたをメモしたものを持ち歩いたり、慣れてきたら白紙復元するなどして、通勤、通学中や人を待っている時間などの「ウェイト時間」をどんどん勉強時間に変えていきましょう。


私自身は、ウェイト時間を見つけたら、「やりたいことリストの作成」や「試験問題の構成」や「授業構成」、最近の反省(主に、感情の振り返り)や、「感謝の練習」などをしています。また、自分を苦しみを見つめ、その原因を見たりもしています。


ほかにも、付近に人がいるときには、その人の幸せを願ったりもします。科目の全範囲を頭の中でざっと流して、知識が弱くなっている分野を探し出して、家に帰ってからチェックする要素を見つけたりもします。


あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪


情報カード 5×3 無地 C-531

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今日の声に出したいコトバ


「でしょう?」「ですよね?」「ではありませんか?」などの「うなずきタグ」で終わるフレーズは、「はい」の返事を得やすい。――ジョセフ・シュガーマン


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