第352冊目 ビジネスマンのための40歳からの本を書く技術 三輪裕範/〔著〕

ビジネスマンのための40歳からの本を書く技術

ビジネスマンのための40歳からの本を書く技術


では、多読の効果を最大限に発揮して、文章力を高めることができるのでしょうか。これに関して、昔から文筆家になることを志した人が実行してきたのは、これはと思った人の文章を書き写すということでした。


実際、日本でも、文学を志す人は、「小説の神様」と言われた志賀直哉の『暗夜行路』を必ず書き写して文章修行すると言われていた時代がありました。現代の流行作家の一人である浅田次郎氏も、若いころには、志賀直哉の名文を毎日書き写して文章修行に励んだそうです。


また、名文を書き写すだけにとどまらず、もう一歩踏み込んで、名文をまねて書くことで文章修行するという方法もあります。これを行ったのが、アメリカの政治家にして、科学者、著述家でもあったベンジャミン・フランクリンです。


わかりやすい文章を書く4つの秘訣

  • 文の長さをできるだけ短くする
  • 曖昧さをなくす
  • 接続詞を大切にする
  • 数量化する

はじめに なぜ、本を書く必要があるのか?
第1章 本のテーマをいかにして見つけるか
第2章 情報をどのようにして集めるか
第3章 情報をどのようにして整理するか
第4章 どう文章にするか
第5章 どう出版に結びつけるか

ビジネスマンのための40歳からの本を書く技術

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