第353冊目 一生折れない自信のつくり方 青木仁志/著

一生折れない自信のつくり方

一生折れない自信のつくり方


初めから自信のある人なんていません。もしいたとすれば、単なる虚勢でしょう。私もブリタニカに入って教材のセールスを始めたときは、「売れる」自信がまったくありませんでした。しかし、一冊の本に出会い、考え方が大きく変わりました。ナポレオン・ヒルの『成功哲学』です。そこには、こう書かれていました。


「成功するまえに成功したかのように取り組みなさい」 


私はすぐに実践しました。まず毎朝、鏡に向かって、


「お前は、セールスの天才だ!」
「お前は、セールスの天才だ!」
「お前は、セールスの天才だ!」
「お前は、セールスの天才だ!」
「お前は、セールスの天才だ!」
「お前は、セールスの天才だ!」
「お前は、セールスの天才だ!」
「お前は、セールスの天才だ!」
「お前は、セールスの天才だ!」
「お前は、セールスの天才だ!」


と自分自身に暗示をかけました。それと同時に、常に「トップマネージャーだったらどのように振る舞うか」を念頭においてセールス活動に励みました。気づけば入社から1年でセールスの成績はトップになっていました。


私はトップセールスマンになる前からトップセールスマンになっていたのです。暗示の力を使って「もっとできる」と思える自己イメージ、つまり「トップセールスマンである私」をつくりだし、セールス活動に積極的に取り組みました。そして最終的には、理想と現実を合致させることができました。


これこそ、最高の成功体験です。人は経験したことのない大きな壁や不安にぶち当たると、不安になります。「自分は本当にこの状況を乗り越えられるだろうか」と自信を失いかけます。そんなときこそ、暗示の力が有効です。


「必ずできる。絶対にうまくいく」と自分に思い込まることで、不思議と力がわいていきます。だんだと「できる」と思える自分に生まれ変わる感じがしてくるのです。


自信を形成する過程において、この「できる」という感覚はとても重要です。

1 人生を変える力はあなたの中にある(思い込みを変えれば、人生は必ずよくなる
あなた自身の思い込みを決めているもの ほか)
2 今から新しい自分をつくる(自己イメージは後天的に変えられる
気質は変えられなくとも、考え方と行為は変えられる ほか)
3 現状から抜け出す行動力を発揮する(小さな成功を積み上げて大きな自信をつくり上げる
自己イメージを高める20のアイデア ほか)
4 日常生活で自信をメンテナンスする(絶対に目標の奴隷にはならない
高すぎる目標は自己イメージを下げる ほか)
EPILOGUE 人は誰でもよくなれる(理想の人生を思い描く力を発揮する
成功とは何かを自分で定義する ほか)

一生折れない自信のつくり方

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