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第3727冊目 介護リーダーの仕事と役割がわかる!
-うなずきや話すスピードも重要
コミュニケーションは言葉を媒介にしています。コミュニケーションにおいて、言葉は大変重要なものですが、実は言葉そのものよりも、目に入ってくる情報(視覚情報)や耳から聞こえる情報(聴覚情報)の方が多いという説があります。これを「3Vの法則」、もしくはこの実験を行った研究者の名前から「メラビアンの法則」といいます。
スタッフと話すときには、ときどきうなずく、相手の目を見て「そうだね、それはわかる」とあいづちを打つなど、共感している態度を示すことが大切です。
また、声の速さや声の大きさにも注意しましょう。たとえば気持ちが高ぶっているときは早口になったり、声が大きくなったりしやすいものです。楽しい会話であればスタッフに合わせて少し早口で受け答えしてもよいでしょう。逆に何か問題を抱えたスタッフが焦っては早口になっているようなら、少しゆっくりと話しかけて、相手の興奮をしずめていく必要があります。
相手との位置関係も重要です。面談などで正面に向かい合うよりも90度の位置で座った方が、リラックスして話しやすくなるといわれています。聞く側にとっても緊張せずに聞くことができるそうです。