第3683冊目 福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか 久田則夫(著)

 

 

 

福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか

福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか

 

 

 

新しいことを提案したり、改善に向けた要望を示したりする場合には、「わかりきっていることだから詳しく説明するまでもない」という態度で臨まない。説明し尽くす姿勢を基本原則とする。

 

自分の考えを他者に示す前に、考えを整理する時間をしっかりともつ。その際には、①何を提案したいのか、伝えたいことを整理する。②なぜ、その提案が重要なのか、提案を受ける人が納得するような根拠を明確にする。③聞き手(部下)にとってわかりやすく、心から納得できる伝え方を工夫する。

 

自分の提案に対して、部下から質問が投げかけられたときは、ポジティブな姿勢で受け止める。「楯突いている」ととたえるのではなく、職場をよくしたいと思っているからこそ質問してくれるのだと、という前向きな視点で受け止めて、丁寧に説明する。

 

日頃から部下とコミュニケーションを取り、今、各チーム、各部門、各部署では何が起こっているか、現状把握に努める。こうした取り組みを通して、担当チーム・部門・部署の状況を把握したうえでの発言であるということが相手にわかる存在になるよう心がける。