第3526冊目  FBI捜査官が教える第一印象」の心理学 ジョー・ナヴァロ (著), トニ・シアラ・ポインター   (著), 西田 美緒子 (翻訳)

 

 

 

FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学

FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学

 

 

 

私は、ニューヨークにある世界規模の銀行を思い浮かべる。そこでは受付係が、入ってくる投資家に立って挨拶する。客はまさに特別な存在になった気分がする――しかもそれは簡単にできるノンバーバルだ。大きな労力は要らなくても、その姿は美しく、いつまでも忘れない印象を与える。

 

 

社員には、仕事ぶりと同時に見栄えも大切だと教えなければならない。一方がもう一方を打ち消してはならず、両者が互いに強め合う必要がある。理想的には、社員を雇ってからではなく、雇う前にこのような期待を伝えておく。ほとんどの社員は秀でたい、成功したいと思っており、その実現は、少しだけ豊かな経験を積んで先を進む者の肩にかかっている。そして先輩は、何がうまくいき何がうまくいかないか、何が人に印象を与えるか、どのように振るまえばいいかを、彼らに教えることができる。社員がこの情報を手にすれば、輝くことができるう。

 

 

基準を定めるについては、人は同調性を尊ぶこと、ミラーリングは快適さを生むことを覚えておこう。行動と仕事ぶりについて共通の基準を共有するのは、快適なことだ。その結果として生じる団結力は、社員だけでなく、顧客にも恩恵をもたらすだろう。この結束にはさまざまな名前がつけられている――モラル、チームスピリット、共通のビジョン、団結心。私はこれを、卓越への王者の道へと呼ぶ。。それは私たちが必死になって得ようと努力しなければならないもの適切な注意と気配りによって得られるものだ。