第3263冊目 家族のためのユマニチュード: “その人らしさ”を取り戻す、優しい認知症ケア  イヴ・ジネスト (著), ロゼット・マレスコッティ (著), 本田 美和子 (著)


家族のためのユマニチュード: “その人らしさ

家族のためのユマニチュード: “その人らしさ"を取り戻す、優しい認知症ケア

  • 知覚の連結「実際のケア」


ケアの同意が得られたら、すみやかにケアを始められるよう事前に必要なものを準備しておきます。なぜなら、ケアの準備で良好な関係を結べたとしても、それを結び続けるためにはコミュニケーションの柱「見る」「話す」「触れる」ことを組み合わせて行い続けておかないと、せっかく結んだよい関係が断たれてしまうからです。


「あなたがここにいることを、私はわかっていますよ」、「あなたのことを大切に思っていますよ」と伝え続けるためにはコミュニケーションの柱がとても重要なのに、「あ、タオルを忘れた」と部屋をいったん出てしまっては、その柱が失われてしまいます。


ですから、準備を整えてから部屋に赴くことがとても大切なのです。