第3681冊目 福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか 久田則夫(著)

 

 

福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか

福祉リーダーの強化書: どうすればぶれない上司・先輩になれるか

 

 

 

 

  • 部下から相談を受けるときには、相談に集中する。他の業務を行いながら話を聞く。マルチ・タスク的な聞き方は避ける。話を聞く際には、必ず相手が「聞いてもらった」」という印象を受ける所作、動作を示すようにする。よそ見をしながら聞いたり、別のことを気にしている動作を示したりするなどの行為は厳禁。
  • 強い関心をもって聞いていることが相手に伝わるような聞き方をする。また、相手が話した内容に即した反応やコメントをするよう心がける。悩みごとに関する相談であれば、解決に向けて協力するという姿勢が伝わる言動を心がける。
  •  ともに働くすべての職員に対して、日頃から、敬意を込めた接し方、話し方を心がける。上から目線の言動は示さない。
  • 自分とは異なる考え方や意見を述べる人を避けたり、嫌がったりする態度はどんなことがあろうとも示さない。異なる意見をポジティブに受け止めるという姿勢を貫く。
  • 意見の合う人だけで自分の周りを固め、意見が合わない人を排除するような姿勢は決して示さない。すべての人を受け入れ大切にするという姿勢をもち続けるよう心がけなければならない。
  • たとえ部下がミスを犯したときでも、強い叱責口調で相対するのは厳禁。相手の心は離れるだけで終わる。リーダーシップを発揮する立場になれば、叱責口調、命令口調などは、パワー・ハラスメントとの申し立てを部下から起こされる可能性がある点を心すべきである。