第3497冊目  FBI捜査官が教える第一印象」の心理学 ジョー・ナヴァロ (著), トニ・シアラ・ポインター   (著), 西田 美緒子 (翻訳)

 

 

 

FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学

FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学

 

 

 

-服装とアクセサリー

 

 

身につけている衣類はアクセサリーは、その人がどんなことに関心を抱き、どんな仲間をもち、まわりからどう思われたいかを、言葉よりも如実に語ることが多い。ここでは、服装やアクセサリーに触れる行動によって辺縁系の状態がどんなふうに明らかになるかを考えてみよう。服装とアクセサリーを使って自分のイメージを作る方法については、第5章で説明する。

 

 

私たちは自分の気落ちをなだめたいとき、または身づくろいをして自分に気づいてほしいとき、衣類や装身具に手をやることが多い。ベルトやカフスボタンを直す、腕時計やブレスレットをもて遊ぶ、上着のファスナーやネックレスやスカーフをいじる、耳たぶやイヤリングに触れる、ネクタイやシャツの襟を整えるなどの行動によって、気を落ちつけようとしているのだ。襟と首のあいだに指を入れて肌から服をそっとはなしたり、首のまわりの髪をかき上げたりして、「換気」することもある。

 

 

よく見かける遮断の行動には、ショルダーバックやブリーフケース、ノートなどで胸の前を隠す、両腕を壁のように使う、上着のボタンをはめる、上着の前をぐっと引っぱるなどによって、相手から身を守ろうとするものがある。