第3257冊目 家族のためのユマニチュード: “その人らしさ”を取り戻す、優しい認知症ケア イヴ・ジネスト (著), ロゼット・マレスコッティ (著), 本田 美和子 (著)
家族のためのユマニチュード: “その人らしさ"を取り戻す、優しい認知症ケア
- 作者: イヴジネスト,ロゼットマレスコッティ,本田美和子,Yves Gineste,Rosette Marescotti
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2018/08/24
- メディア: 単行本
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- 触れるときは広い面積でしっかりと
相手に触れるときの大原則は、つかまないことです。触れるときは下から支え、触れる面積をできるだけ広くすることによって、触れた部分にかかる力を和らげます。
つい指先でトントンと肩をたたいて注意を引こうと思ったり、相手の腕を動かないように上から押さえつけてしまったり、口を開けてもらおうと口の周りでつっていてしまうことも、相手に否定的なメッセージとして届いてしまいます。
触れるときにはある程度の重みをかけることも大切です。目安としては、自分の腕の重みを相手に委ねる感じです。しっかりと触れることで「安心していいですよ。私はあなたと一緒にここにいます」と言葉によらないメッセージを届けることができます。