第3221冊目 入社1年目の教科書 岩瀬 大輔


入社1年目の教科書

入社1年目の教科書

  • ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ


入社して数ヵ月の間は、上司や先輩から叱責されることが必ずあるでしょう。


あなたがどんなに優秀でも、最初からすべての仕事を完璧にこなすことは、現実的には難しいからです。むしろ避けて通れないのなら、意識が変わるチャンスだと前向きに捉えてください。


ハーバード・ビジネス・スクールでの授業中、あるいは授業のないときに仲間と議論をしているとき、外国人はよくこういう言い方をしていました。


「I Dsiagree(きみの意見には反対だ)」


口角泡を飛ばしながら、傍目には好戦的な口調で、相手の意見を完膚なきまで否定しようと躍起になるます。しかし、ひとたび授業や議論が終われば、何事なかったように仲の良い友人に戻るのです。


叱られるということは、あなたの人間性や能力を否定しているのではなく、仕事上のある行動が間違っているということを指摘されただけのことです。あなたの仕事をより良く改善するためのフィードバックだと捉えればいいのです。