第3157冊目 FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学 ジョー ナヴァロ (著), マーヴィン カーリンズ (著), 西田 美緒子 (翻訳)
- 作者: ジョーナヴァロ,マーヴィンカーリンズ,西田美緒子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2012/12/05
- メディア: 文庫
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見通しをよくする
事情聴取などで誰かと話をするときには、相手がすっかり見えるよう、視界を遮らない。どんななだめ行動も見逃したくないからだ。たとえば、膝で手をぬぐうなだめ行動も見えるようにしたい。間に机があると見えなくなるだろう。面接をする場所として最適なのは、面接相手の姿全体が見えるように視界を遮るものを何も置かないペースだと、人事部は気付かなければいけない。
いくつかのなだめ行動を予測する
一定水準のなだめ行動は日常的なノンバーバル行動としてごく普通に現れ、自分の気持ちを静めるために誰でもやっているものだ。私の娘は小さいころ、眠るときいつも自分の髪の毛で遊び、安心していた。指先で髪をクルクル巻いていると、周囲のことがすっかり目に入らなくなるようだった。だから私は、人が多かれ少なかれ、一日じゅう、ちょうど呼吸をするように、変化し続ける環境に適応しながらなだめ行動をしているのだと思う。