第２６９０冊目　人生を思い通りに変える51の質問　谷原誠 (著)

自分が理想の自分になったと想像してみてください。どのように行動していますか？

私の場合、仕事人間なので、どうしても理想の自分も仕事に向かってしまいます。何も悩むことなく、テキパキと仕事をこなしている自分です。

あなたの場合は、どうですか？　やはり仕事に向かいますか？　それとも、家庭生活でしょうか？　家事をテキパキとこなしている自分？　家族と談笑している自分？　子供をレクリエーションに積極的に連れて行っている自分でしょうか？

いずれにしても現状の自分とは違いますね。なぜ、あなたは理想の自分のように行動できないのでしょうか。私の場合には、自分の怠け心、怠惰な自分があるからです。もっと自分を律することにより、理想の自分に近づけると思います。

あなたは、なぜ理想の自分と現状の自分に差があるのでしょか？

私と同じように怠け心でしょうか？　変なプライドでしょうか＞？　嫉妬心やねたみでしょうか？　優柔不断さでしょうか？

どんな理由があるにせよ、自分にとってあまりよくない性質が出てきて、そのために理想の自分との間に違いが出てきてしまっているようです。

私たちは完璧ではありませんので、理想の自分になれることはないでしょう。しかし、少しでも理想の自分に近づいているという実感が持てると、自己実現につながることでしょう。

そのための質問です。朝、起きたとき、次のように質問しましょう。

「理想の自分だったら、今日１日をどう生きるだろうか？」

そして、１日が終わるとき、こう質問しましょう。

「理想の自分だったら、今日１日をどう生きただろうか？　現実には、私はどうだっただろうか？　どこをどうすれば、自分が理想の自分に近づけるだろうか」

日々、このように質問し続けることで、理想の自分に近づいていくことができるでしょう。

旅を続けていると、必ず何らかの事件があったり、障害があったりするものです。同じように、人生を思い通りに変えようとしても、ピンチに陥ったり、壁に突き当たってしまうときがあります。そんなときは、どうしたらうまく切り抜けられるでしょうか？