第2488冊目 人の印象は3メートルと30秒で決まる―自己演出で作るパーソナルブランド 江木 園貴 (著)


  • 初対面の際の10秒間、声の高さを意識する


「3メートルと30秒」の法則にも関わってくることですが、人が相手を最初に判断するのは、「はじめまして。○○と申します」と言ったときの声の雰囲気も、大事な要素のひとつです。第一声を聞いて「優しい声だな」とか「しっかりしている」と判断します。


ですから、最初のひと声、10秒間の声の高さを意識してください。現代では携帯電話に録音機能が付いているものが多いですから、めんどうだと思わず、自分の声を録音して聞いてみてください。


自分の耳に聞こえている声と客観的に自分の声とでは、意外なほどかけ離れいている場合が多いのです。また、話す相手によって声が変わっている場合もよくあることです。場面、場面で録音してみると、やはり好きな相手との会話では、自分の声に弾みがあることに気づくでしょう。


先ほどの項目でも述べましたが、ビジネスにおいて、挨拶時にはふだんより高めのトーンでハツラツとした印象を与えるべきです。初対面の最初の10秒間は、ふだんより高めのトーンを意識してください。高めの声を意識することで、自然に笑顔が出る効果もあります。