第2196冊目 福祉・介護の職場改善 会議・ミーティングを見直す 大坪 信喜 (著), 株式会社 川原経営総合センター (監修)


福祉・介護の職場改善 会議・ミーティングを見直す

福祉・介護の職場改善 会議・ミーティングを見直す

  • 作者: 大坪信喜,株式会社川原経営総合センター
  • 出版社/メーカー: 実務教育出版
  • 発売日: 2013/05/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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  • 遅刻に対する職場全体の甘い認識


司会進行役は、会議の時間を最大限有効に活用しなければなりません。その大前提ともいえるルールは、「予定の時間に始めて、予定の時間に終わる」ことです。


たいていの参加者はその大切さをわかっていて、時間に遅れないよう、会議が開かれる10分くらい前には仕事をやりくりして中断し、5分くらい前には会議が行われる部屋に来て席に座っています。


しかし、なかなか徹底されません。1人、2人と遅れて部屋に入ってくるということが多いのではないでしょうか。


なかには、開始予定時間前に集合している人のほうが少なくて、時間が過ぎてから人が集まりだすようなこともあります。これは論外ですが、遅刻の常習犯は、「少しくらい遅れても……」という甘えがあります。


遅刻は、先に集まっていたメンバーのマインドにも大きな影響を与えます。「自分だって忙しいなか、時間をやりくりしてちゃんと来ているのに……」と、だれもが考えます。


司会進行役は、遅れてくるメンバーには構わず、開始時間になったら会議を始めるべきです。そして遅れて部屋に入ってきた人には、遅刻の理由を聞きだすくらいの管理・統制力が求められます。


そうすることが、時間どおりに集まってメンバーに対して敬意を払うことにもなります。遅刻は厳しく取り締まりましょう。