第2139冊目 できる人の仕事のしかた リチャード・テンプラー (著)
- 作者: リチャード・テンプラー
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2012/12/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 不用意な発言をしない
成功したいのなら、周りに正しいイメージを持たれる必要がある。賢く、大人で、頼りになり、冷静で、洗練されていて、信頼でき、経験豊かなビジネスパーソン――それがあなたの目指すイメージだ。
しかし、どんなに細心の注意を払ってイメージ作りに励んできたとしても、たった一つの不注意な言葉や行動で、すべて台無しになってしまうこともある。
先日、野党の影の内閣で官僚と務める大物議員が、夕食会で人種差部的なジョークを言ったために更迭された。輝かしいキャリアが、たった一度の不注意な発言で崩れ去ったのだ。
次のことは何があっても口にしてはいけない。
- 政治的に正しくないコメント。
- 差別的なジョーク。あらゆる種類の性差別。
- 傲慢な発言。
- 平静さを失った発言。
- 汚い言葉。
- 不平不満、愚痴、ゴシップ。
- 人についてのどう思うかの本音。
失言をしないためには、口数は少ないほうがいい。調子に乗ってしゃべり続けると、失言をする可能性がはるかに高くなる。口を開く前に、少し間を置き、よく考え、言いたいことをぐっと我慢する。そうすれば、きちんと編集された、わかりやすい話をすることができる。
きちんと考えて話す人、言葉に重みがある人だと思われれば、人から相談を受けることが増えるだろう。周りの人は、あなたを信頼する。そして周りから信頼される人は、昇進の最有力候補になり、成功への道が約束される。
いつも意味のある発言をするように心がけよう。オフィスの喧騒に埋もれない、重みのある言葉だ。昨夜見たテレビの話はしない。実際、そんな話に誰も興味はない。くだらない話はせず、黙っている。そして、何か重要なことを言うときにだけ口を開けばいい。