第2113冊目 カリスマは誰でもなれる オリビア・フォックス・カバン (著), 矢羽野 薫 (翻訳)


カリスマは誰でもなれる (ノンフィクション単行本)

カリスマは誰でもなれる (ノンフィクション単行本)

  • 権威のカリスマを高める


権威のカリスマを身につけるためには、何よりも地位と自信を示すことによって、パワーを発散しなければならない。したがって、地位と自信にとって最も重要な2つの要件が、最も大きな影響力を持つ。すなわち、ボディランゲージと外見だ。


ボディランゲージが権威のカリスマに及ぼす影響はかなり大きいため、その瞬間にどれだけ自信を感じているかがカリスマのレベルを決める。そこで、イメージトレーニング、体が心を変えるテクニック、準備運動を使い、自信を持てる精神状態になろう。


ボディランゲージにパワーと自信を反映させるためには、足を広げて立つなど空間を占めるような体勢を取り、言葉を使わない確認(たとえば、うなずく回数)を減らして、そわそわするそぶりをやめること。話す量を減らしてゆっくりしゃべることや、文章を区切るタイミングとテクニック、イントネーションの調整も必要だ。ボディランゲージをとおしてパワーを発散する具体的な方法は第9章で説明する。


外見については、権威を醸し出す簡単な方法として、高価そうに見える服や、高い地位をうかがわせるような服を選ぶのもいい。