第2123冊目 誰からも「気がきく」と言われる45の習慣 能町光香 (著)
- 作者: 能町光香
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2010/11/15
- メディア: 単行本
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- 1日5回「ありがとう」
涙で別れた上司の話をしましたが、彼は1日に何度も何度も「Thank You」と口に出していました。それこそ、口ぐせであるかのように感謝の言葉を口にします。
私がの場合、上司の一番近くで仕事をしていたので、1日何十回と聞いていたかわかりません。それでも、「Thank You」と言ってくれるとつい嬉しくなってしまいます。
これが「ごめんなさい」「すみません」だと、慇懃無礼という話になってしまうかもしれませんが、感謝の言葉は何度聞いてもあきません。
ではあなたは、1日にどれくらい「ありがとう」と言っているでしょうか?
たとえば、何かをしてもらったり、手伝ってもらったりというとき。「やってもらって当たり前」とまでは思っていなくても、感謝の言葉があるかないかであなたに対するイメージはずいぶん違ってきてしまいます。
相手にしてもらったことを、「大したことではない」と心のどこかで思っていると、感謝の言葉をついつい忘れていませんか。
そして、「ありがとう」と言わないでいると、その使い方をだんだん忘れていってしまうのです。
特に付き合いの長い間柄になると「今さら言うのも何となく恥ずかしい……」そんな気持ちもしてきてしまうかもしれません。
でも、ダメです。何かしてもらったとき、手伝ってもらったとき、頼みごとを聞いてもらったとき、きちんと「あなたの好意に感謝しています」という意思表示をしないといけません。
本当は心で感謝していても、それを口に出してもらえないと相手は不安になりますし、いい気はしません。
もし、「ありがとうって、あまり言っていないなぁ……」という場合には、1日5回でいいので、声に出してお礼を言ってみましょう。家や職場、コンビニやスーパー、誰にでもOKです。相手に感謝しながら「ありがとう」と言ってみる。
口癖になるまで、とにかくやってみてください。
ちなみにその上司は、「ありがとう」と言うときにはだいたいウインクもつけてくれました。
私とその上司の間に「何かあるんじゃないか!?」とうわさが流れるほど、親密に見えたようです。
あるとき、男性のスタッフから「僕もウインクされたんですけど……これって大丈夫なんですか!?」とマジメに相談されたり、女性のスタッフにも「能町さんいいなぁ」と言われたりするほど……。
何にしても、それほど好意があふれる「ありがとう」を言ってみたいものですね。