第1342冊目 モテる技術 (ソフトバンク文庫) [文庫] デイビッド・コープランド (著), ロン・ルイス (著), David Copeland (著), Ron Louis (著), 大沢 章子 (翻訳)


モテる技術 (ソフトバンク文庫)

モテる技術 (ソフトバンク文庫)


プレ・デートでやるべきこと


プレ・デートが進むにつれて、あなたは自分が彼女に興味を持っていることを行動で示し、それによって彼女の気持ちを惹きつけたいと思うようになるはずだ。そもそも、プレ・デートのすべての時間を、恋の話で終始するのには無理がある。そんなことをすれば、たいていの女性は奇異に感じるものだ。相手の女性の仕事や家族のことなどを話題にすれば、女性もまったく違和感なく受け入れることができる。そうした会話をしながら、あなたは頃合いを見計らって深く息をつき、気持ちを落ち着かせ、自信に満ちた態度で次のような行動に出ればいいのだ。


少なくとも五回は彼女の身体に触れる


気軽に、さりげない調子で女性の身体に触れることに慣れておけば、あとでもっと親密な雰囲気で彼女の身体に触れることが容易になる。つまりこれには、あなたに触れられることに女性を慣らす意味と、さらには触れられる気持ちの良さを女性に教える二つの意味があるのだ。


この場合、素早く、軽く触れるのがコツで、女性が嫌な気分になる前にやめることが大切である。たとえば、話しながら特に強調したいことがあるときに腕に手を置くとか、女性を席に案内するときに背中に触れるというふうにすればいい。


男はときどき、緊張のあまりさりげなく触れることができなくなってしまうことがある。しかしこれは簡単なことなのだ。身ぶり手振りで話しているとき、自分の手が身体から遠く離れている瞬間があるだろう。そのときに、その腕をもう少し伸ばして彼女に触れればいいのである。


少なくとも一回は彼女の手に触れる


手に触れるというのは、ほんの少し親密で、そしてほんの少し侵略的な意味を持つ振るまいである。話をしながら、自分は特にここを強調したいいんだというところにきたら、彼女の手にただ自分の手を重ね、そのまま彼女の目をじっと見つめてから、そっとその手をもとい戻すとよい。


彼女の目を、「長めに」見つめる


目を見つめることによって親密な時間を作り上げることができ、彼女に興味を持っていることを知らせることができる。だから、彼女に話しかけるときにも目を見るようにするべきだし、せめてときどきは目を合わせたほうがいい。といってもにらめっこをするわけではないのだから、長い間、じっと見たりすると、たいていの女性は威嚇されているように感じる。女性と会話するとき相手の目を見ないようにしているという人も、ときどきは目を見るようにするべきなのだ。目を合わせることによって、あなたがおどおどしていないことを示すことができるし、くつろいだ様子で女性の目を見ることができれば、あなたが心を開いて本音で話したがっていることを伝えることができる。


デートの最中に一度は彼女と目を合わせ、それが苦痛に思えてくるその瞬間まで我慢し、それから視線を彼女の顔の別の部分にそらすようにする。これは特別にロマンチックで親密な雰囲気を作り出す。この方法で、あなたは巧みに彼女の心を開くことができ、それはのちに、彼女をさらに打ち解けさせるときにも役立つ。