第1226冊目 「あたりまえ」からはじめなさい (星海社新書) [新書] 千田 琢哉 (著)
- 作者: 千田琢哉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/07/26
- メディア: 新書
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あいさつをする。
あいさつは人としての基本だ。
あいさつのできないものは
どんなに才能があっても
必ず干される。
誰にも応援されず、
実力を広めてもらえないからだ。
あいさつは100%
自分から先にすることだ。
あいさつができない大人が急増中だ。
あいさつにはレベルが2つある。
1つは相手からあいさつをされたら「おはよう」と返す。
「こんにちは」と言われたら「こんにちは」と返す。
これができなければ幼稚園児未満のレベルだということになる。
だが実際には幼稚園児に満たない大人が少なくない。
素直に申し上げて、このレベルの人間はどんなにほかの要素が最高水準でも、社内外から嫌われていずれ必ず干される。
ノーベル賞級の頭脳を授かっても、オリンピック級の運動神経を授かっても、100人に1人の音楽的センスを授かっても必ず干される。
誰にも応援されず、誰にも実力を広めてもらえないからだ。
世界中を見渡してみても、あいさつのない国は存在しない。
ましてやごく普通の凡人で幼稚園児未満のレベルとなると、これはもう目も当てられない。
もう1つはあいさつを自分から発信するレベルだ。
連例・入社年次・性別・役職にいっさい関係なく、視界に入った瞬間にあいさつするのが成人式を迎えた大人のスタンダードだ。
相手と目が合った瞬間にあいさつを交わすのでは遅いくらいだ。
相手が気づいていなくてもこちらが気づいたら振り返らせるつもりでちょどいい。
たったこれだけであなたの周囲はあいさつに溢れる環境になる。
職場のあいさつが溢れるから売上や年収がアップするとは限らない。
残念ながらそこまでビジネスは甘くない。
だがこれだけは断言できる。
あいさつがない職場は必ず衰退していずれ消滅する。
間違ってお忍びデートをしている同僚に元気なあいさつをしないように。