第1194冊目 20代から折れない自分をつくる100の言葉 [単行本]川北義則 (著)
- 作者: 川北義則
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/12/20
- メディア: 単行本
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「人生は、いつも礼儀を守る余裕がないほど、短くはない」エマーソン
若い人たちによって礼儀作法にやかましい大人は、うっとうしい存在だろうが、人生をうまく行こうと思ったら、そういう人を避けるのではなく、むしろ近づいて教えを乞うべきだ。「些細な犠牲によって礼儀正しさは成立している」。エマーソンはこうもいっている。
言葉遣いや立ち居振る舞いなど、基本的な礼儀というのは、本当は成人したときに一通りマスターしていなければいけない。不幸にしてその機会に恵まれなかったなら、いかからでも遅くない。自分でマスターするようにしたほうがいい。
礼儀の一つひとつは難しくない。単なるルールだからだ。もちろん、それができ上がるまでにはいろいろな歴史があったが、興味があるなら、それも学びながら覚えると、楽しみも増えるだろう。それが面倒ならば、礼儀作法は機械的に覚えてしまえばいい。
マナーは実地で覚えるのが一番だ。礼儀をしっかりわきまえた人を見つけて、その人のまねをする。「覚えよう」という前向きの気持ちがあれば、簡単に覚えられるはずだ。不思議なもので、礼儀を身につけると、それだけで自分に余裕と自信ができる。
「礼儀正しさはその人を飾り、しかも金がかからない」イギリスのことわざ