第1192冊目  やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力 [単行本] 勝間 和代 (著)


やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力

やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力


勝間式・1万時間の法則


「天才!――成功する人々の法則」の中で、「1万時間の法則」がありますが、これはどんなことでも1万時間集中すれば、その道の専門家になれるということです。


1日8時間やったとすると、1250日。毎日8時間やって約3年。結構な時間です。


金融の専門家になろうと思ったら、いちばんいいのは金融関係の仕事に就くことです。土日の休みを入れると、5〜6年ずっとその道でやると1万時間近くになるでしょう。実際、私はそれ以上の時間をITと金融に費やしていますから、その分野に関しては勘が働くわけです。


それをどうやって実現するのでしょうか。


それには、特に近道はありません。自分でどこに集中するのか、決意するしかないのです。「そりゃそうだけれども、どうやって?」と思う方は、まず、目の前の仕事を流してやらず真剣に取り組み、その道の専門家と呼ばれるような成果を目指してみるのです。


そうすると、社会はそういう人を放っておかないため、いつのまにか、チャンスがまわってきます。


これも、だまされたと思って、やってみてほしいのです。


最初の好循環をつくるための初動には時間がかかりますが、そこさえ乗りきれれば、意外とうまく回転していくものです。


まずは、1万時間が無理なら、1000時間を目指してください。1000時間集中すれば、そこそこのレベルに達することができます。1日4時間で250日ですから1年かかりません。