第1171冊目 できる人の仕事のしかた [単行本(ソフトカバー)]リチャード・テンプラー (著)
- 作者: リチャード・テンプラー
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2012/12/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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望みの仕事にふさわしい話し方をする
あなたの上司はどんな話し方をするだろうか?
この質問は、あなたの狙いが上司の仕事だと想定している。もしそうではないなら、誰の仕事だろう。それとも、あなたにそんな野心はないのだろうか。さあ、正直になろう。あなたは誰の仕事が欲しいのか。
そもそも、「話し方」とは、どういう意味だろうか。それを今から説明しよう。
話し方とは、アクセントや発音など、耳に聞こえる言葉のことではない。大切なのは言葉の中身だ。
おそらくあなたは「私」という主語を使うことが多いだろうが、上司は「私たち」という主語をたくさん使っているはずだ。つまり、あなたは「社員の視点」で話し、上司は「会社の視点」で話している。
地位が高くなればなるほど、優秀な上司であればあるほど、次のような話をすることは少なくなるだろう。
- 個人的な話。
- うわさ話、ゴシップ。
- 昨夜のテレビ番組など、仕事とはまったく関係のない話。
- 論理的でないだらだらとした話。
あなたが目指すのは、どこか超然として、一歩引いているような印象を与える人物となることだ。大人で、責任感があり、頼りになり、分別を感じさせる。
これはお高くまとまった、偉そうな態度とは違う。職場で傲慢な態度は禁物だ。うぬぼれた人間。自分を実際以上に見せようとする人物になってはいけない。
経験、スキル、能力の裏づけがあり、仕事に集中し、高い視点を持っているからこそ、周囲の上に立つことができる。それが「超然として、一歩引いているような雰囲気」を与えるのだ。