第1130冊目 「男のマナー」にはツボがある! [新書]城田 美わ子 (著)
- 作者: 城田美わ子
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2006/08
- メディア: 新書
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男くささがマナー違反
体臭はだれにでもありますが、その強さやにおいの質は千差万別です。汗をかく時期の満員電車などに乗って、いろいろな体臭が入り交じった車内の空気にむせ返りそうになったことはありませんか?
もう少し自分の体臭に注意は払うべきだという気がしてならないのですが、男性はとくに無頓着なようです。
男性の汗くさいにおいが好きだおちう、においフェチの女性がいないとはいいませんが、ノーマルな女性はやはり、男性にもにおいを気にして欲しいと思っています。自分では気づかなくても、周囲に不快な体臭を撒き散らしているということは少なくないのです。
しかも、「あなた体臭がきついわ。もう少し神経を使ったら?」とは他人の口からなかなかいえないのがにおいの難しいところです。自己チェックして、自己責任で対処するしかありません。
欧米人は男性でもにおいのマナーに神経を使っています。肉や脂肪たっぷりの料理が食生活の中心になっているため、体臭が強いということもあると思いますが、「他人に不快感を与えない」というマナーの原則が根づいているのでしょう。
日本人は伝統的な食事が魚介たんぱく質や野菜、根菜を食材にしていたこともあって、体臭が薄いことはたしかです。でも、食事の欧米化はどんどんすすみ、それにともなって体臭も欧米化しているのではないでしょうか。
欧米の男性のように外出時にはオーデコロンを振りかけるということまでしなくても、においカットの対処はするべきでしょう。でかける前にシャワーを浴びる、脇の下に消臭スプレーをひと吹きする。下着は洗濯したてのものを身につける。そんなことを日常的な習慣にすれば、周囲に撒き散らす不快は十分にケアできるはずです。
男のマナーのアイテムににおいを加えていない男性はまだ多いと思います。だからこそ、率先して着手した男性が、高評価を得られるのです。