第1195冊目 THE 21 (ざ・にじゅういち) 2013年 03月号 [雑誌] [雑誌]



伊賀泰代


私自身、マッキンゼーで数多くのコミュニケーション・トレーニングを受けました。

たとえばプレゼンテーションスキルをつけるため、実際に人前で話し、その様子を録画してみながら、皆で意見を言い合います。

話すスピードや視線の位置、言葉遣いや身振り手振りのクセもチェックされ、自分の話し方が聞き手にどんな印象を与えるかも個別に指摘されます。

「いっていることは正しいが、権威的に聞こえる」とか、「伝えるというより、皆の意見を引き出すような話し方だ」など、自分ではなかなか気がつかないことをいわれます。


また、コミュニケーションは人によおて大きくスタイルが違います。ですから、まずは自分が得意なスタイルを見つけ、それをとことん磨いていく。


私が場合、仕事で話す機会があれば、必ず前日に練習をしますし、以前は録音して聞き返していました。こういした練習を積み重ねれば、どんな人でもスキルを飛躍的に伸ばせるでしょう。