第1116冊目  スタンフォードの自分を変える教室 [単行本]ケリー・マクゴニガル (著), 神崎 朗子 (翻訳)


スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォードの自分を変える教室


努力するのを「ふつう」にする


自分では変えたいと思っている行動でも、他のみんなもやっていると思うと、ソーシャルグループの効果でせっかくの努力が妨げられることがあります。


「みんなだって同じ事をしているのだから、自分だけ変えようなんてがんばる必要ないのかも」なんて思ったことはありませんか? 「あの人だって、この人だってやっているし……」と同じようなことをしている知り合いを数えたりしていませんか?


もしそうなら、そんな考え方でいいのかどうか、疑ってみたほうがよいでしょう。いちばんいいのは、あなたができるようになりたいと思っていることを習慣にしている人たちに出会うことです。あなたが見習いたくなるような新しい仲間を見つけましょう。支援活動グループや教室、地元のクラブ活動、オンラインのコミュニティなどに参加するのもよいでしょうし、あなたの目標に役立つような雑誌を購読するのもかまいません。同じ目標をめざす仲間に囲まれていれば、努力するのがふつうに思えてくるでしょう。