第1033冊目  できる大人のモノの言い方大全 [単行本]話題の達人倶楽部 (編集)

できる大人のモノの言い方大全

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相手の自慢話に効くあいづち


よかったですね

自慢話に対する定番のあいづち。相手が自慢げだったり、何度も聞かされた話だと、つい皮肉の一つも言いたくなるものだが、それでは反感を買いかねない。内心ではムッとしていても、一緒に喜ぶ姿勢をみせるのが、大人の振る舞いというもの。


それは何よりです

子どもが有名大学に受かった、良縁に恵まれたなど、身内の自慢話をする相手に使いたいあいづち。聞くほうにはどうでもいい話でも、話し手によっては何よりもうれしい話なのだから、その気持ちを察して応じるのだベター。


うらやましいですねえ

人は、自慢話をするとき、単に話したいだけでまく、「うらやましがってほしい」と思っているもの。そんな相手には、何より効果的なのがこのあいづちです。ただし、多用すると卑屈な印象を与えたり、やっかんでいると思われかねないので、何度も使わないこと。


それは、それは

自慢話に対して、ことさら驚いて見せたいときに用いるフレーズ。たとえば、相手がよりおもしろがらせようと膨張して言っているとき、こちらも大げさにうなずきながら言うと、場をいっそう盛り上げられる。


さすがですねえ

相手の自慢話を聞くとき、敬意を表すあいづち。「よくご存じですね。さすがです」「さすが○○さん。目のつけどころが違いますねぇ」などと具体的にほめれば、相手により大きな満足感を与えられるはず。


素晴らしい!

相手の自慢話を聞いているとき、「ここぞ」というところで使いたいあいづち。「へえ」「なるほど」など、同じようなあいづちばかりを使っていると、真剣に話を聞いているという印象を与えられない。そこで、相手の話がクライマックスを迎えたと思えるところで、「素晴らしい!」と称賛のあいづちを送ると、真剣に聞いていることを伝えられ、同時に相手に満足感を与えられる。


すごいですねえ

相手の自慢話を聞くとき、いかにも感心していることを示すあいづち。自慢話を聞くときは、この「すごいですねえ」と前項の「素晴らしい!」を繰り返すだけで、たいていの場合、話し手を満足させられるもの。


それはようございましたね

楽しかった話やうれしい話を聞くときに使うといいあいづち。相手の気持ちに共感を示すことで、相手をよりいい気分にさせられる。なお、素っ気なく「それはようございましねね」と言うと、かなり嫌味な言葉になるので、要注意。ただし、「もうその話を終わらせてほしい」という意思表示には使える。