第981冊目 世界一簡単に自分を変える方法(CD付) ~言葉と声を磨く7つの習慣~ [単行本]白石謙二 (著)
世界一簡単に自分を変える方法(CD付) ~言葉と声を磨く7つの習慣~
- 作者: 白石謙二
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2007/09/21
- メディア: 単行本
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初対面・面接時の声と話し方
印象で最も重要な場面は「第一印象」です。
今回は例として面接の場面を想定しました。
一瞬で良い印象を与えるためにはどうするか紹介します。
面接で有効な声は2つある!
面接でどのような声を出すか?
それは、あなた(面接を受ける側)がどのような印象を与えたいか、また相手がどのような人材を求めているかによって、おのずと決まります。
面接では大きく分けて2つのタイプのどちらかに見せるのが良いとされています。
1つは、「やる気のある人間」。
2つは、「信頼できる人間」。
もちろん両方兼ね備えた人間であるほうがいいに決まっていますが、1つずつ解説します。
まずはやる気のある人間です。
自分を「やる気のある人間」に見せたい場合、必要になってくるのが明るい声です。
明るい声をどう作るかは、PART1を参照していただいて、ここでは他のことをお話したいと思います。
明るく元気な印象を与えるためには、声と表情を変える必要があります。
声はミドルヴォイスを使いましょう。
それともう1つ「表情を変える」笑顔トレーニングも行っておきましょう。
面接のときの表情が豊かであることは、意外なほど大きな武器です。
表情の変化がない人は元気に見られないばかりか、面接官も相手のことを読み取ることができません。表情の変化が少ない状態で質問に答えていっても、
「何を考えているかわからない奴。ほかの人間を見てみよう」
ということになる場合があります。
逆に、表情が豊かに人は笑顔だけでなくても、いろんな顔を見せられる分、良い印象を与えることができるのです。
信頼できる人間の「キレのある口調」を作るには?
次にしっかりしているように見せる声の作り方を紹介します。
まず、発声についてですが、しっかり見せるためにはチェストヴォイスが有効です。
胸に響きを感じながら声を出していく。これにより低音の説得力が増す声になるので、少し意識してみてください。口調に関してもキレのあるしゃべり方ができる、できないとでは相手に与える印象は全く違ったものになります。
キレのある口調とは、「チェストヴォイス」と「スムーズな滑舌」の組み合わせによって生まれます。
もちろん、早口はいけません。
早口になると、かんでしまったり、焦っている印象を与える場合があります。
ほとんどの人が持っていない「話すフレーズ」とは?
面接は自分をいかに高く売り込めるかが勝負です。
だから多くの人が自分のすべてをぶつけようとします。ただし、それだけ気合の入って場であるにもかかわらず、あるものが足りません。
それが話すフレーズです。
言ってしまえば、「話すことがない」のです。
質問されることは考えても、自分が話すこと、そしてその中に相手の心を一発で動かしてしまうフレーズがないのです。
これは、問題です。
自分を売り込むときに「売り込む話」と「言葉」がないというのは、武器も持たずに戦いを挑むようなものです。
一発で心を動かすフレーズがないにしても、いろいろな話を想定して、フレーズを持っておくというのは、人生のさまざまな場面で有利に働きます。
声で良い印象を与えられるということは、それだけ自分を高く売り込めるということです。それはもうスタートの給料が違うというところまでいくこともあるのです。