第979冊目 「私らしい」幸せが見つかる 笑顔の魔法 (青春新書プレイブックス) [新書]野坂 礼子 (著)
「私らしい」幸せが見つかる 笑顔の魔法 (青春新書プレイブックス)
- 作者: 野坂礼子
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2011/10/25
- メディア: 新書
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笑顔計画書が人生を変える
笑顔であいさつ、笑顔で返事という、こんなちょっとしたことで人間関係が好転するのですから、やらない手はありません。
ただ、笑顔であいさつをしよう、はきはきと返事をしようと漠然と思っていても、意外にも実行は難しいものです。特に苦手な相手や家族には勇気がいります。ですので、「ただに、どこで、いつ……」というように具体的に計画して決めておきます。でないと「実行できた」「できない」の判断ができません。
なぜなら、人間は自分の表情を意識することなく、ほとんどの時間を過ごしています。朝バタバタと朝食の片付けをしている時、「行ってらっしゃい」と家族を送り出しています。まさにその瞬間、ホッペの筋肉がすっかり下がっていてもまったく気づきません。人間は、自分の表情には意外なほど無自覚無責任です。
まずは、しっかりその瞬間の自分の表情を意識化することからで、それができるのは1日5回以内でしょう。1回5秒かかっても5回で25秒。1日の中で25秒だけは、しっかりと目を見て、笑顔で明るい声であいさつすると決めるのです。
1日24時間の中でたった25秒、自分で決めたことが実行できないなら、人生を変えることは難しいでしょう。計画した5つの時以外も、もちろんできるだけ笑顔であいさつ、返事をしましょう。そうしているうちに、笑顔をつくることが習慣になります。
例えば、お客様に話しかけられたら必ず目を見て「はい」と笑顔で返事をしてから答えようとは、子どもが学校から戻ってきたら用事をしていても手を止めて笑顔で迎えようとか、ショッピングの支払いの時にレジ係の人に笑顔で「ありがとう」と言おうとか、電話の応対の時には必ず口角を上げて笑顔になろうとか、具体的に計画し、紙に書くのです。
まずはあまりよくばらないで、5つくらいの計画でいいから、そのかわり必ず「やる」と決めるのです。この場合、「できるだけやろう」は意味がないのだということをよく覚えておいてくださいね。計画したことを死守するのです。