第890冊目 非常識な成功法則【新装版】 [単行本(ソフトカバー)]神田昌典 (著)
- 作者: 神田昌典
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2011/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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目標の形式をチェックする SMARTの原則
長期の目標と短期の目標。これをバランスよく使い分けると、挫折することなく、目標達成に向けて進みつづけることができる。
ここで重要なのは、短期の目標の目標設定である。短期目標をスムーズに達成していくための優れた指標として「SMARTの原則」がある。SMARTは、次の英単語の頭文字を表している。
S Specific 具体的である。
M Measurable 計測ができる
A Agred upon 同意している。
R Realistic 現実的である。
T Timely 期日が明確。
例を挙げよう。あなたが豊かになりたいとするようね。でも、「豊かになる」という目標は抽象的。
そこで、この「豊かになる」という目標を、SMARTの原則を用いて書き直すと、次のようになる。
S Specific 具体的である。 年収アップ
M Measurable 計測ができる 1000万円
A Agred upon 同意している。 この年収は、確かに必要だ
R Realistic 現実的である。 そのぐらいは達成可能な数字だ
T Timely 期日が明確。 来年四月三〇日までに
要するに、
(前)豊かになる→(後)来年四月三〇日までに年収1000万円を達成する。ってかんじだ。
この原則を踏まえていない目標は、途中で挫折しやすい。
例えば、あなたの年収が500万円だったとするよね。それがいきなり年収1億円という目標を作ったとする。長期的な目標(願望)はこれでもいい。たが、年収500万円の人が、年収1億円を1年以内に達成しようとするのは、バカげているよね。
それと同じなんだけど、数店舗しか展開していない社長が「今期の目標は、2523店!」なんて数字を宣言しちゃうと、それが達成できない場合には、会社全体がフラストレーションを抱えることになる。
このように非現実的な数字を掲げると、いつまでたっても達成できないから、目標に向かって進むこと自体に面白み・楽しさを感じなるなる。これでは逆効果となる。