第865冊目 28歳までに結果を出す!勉強のルール [単行本(ソフトカバー)]

原田翔太 (著)

28歳までに結果を出す!勉強のルール

28歳までに結果を出す!勉強のルール

勉強をプロジェクト化してゲーム感覚でこなす

2007年の夏に、日本の歴史に興味を持ちました。

きっかけはひょんなことでした。

戦国無双」というゲームを、たまたま知人の経営者のオフィスに遊びに行ったときに楚々会社のスタッフがプレイしているのを見かけたのです(息抜き用にゲームを完備しているのだそうです)

そのとき、自分は、自国の歴史についてあまりにも無知なことに気がつきました。

そこから改めて日本の戦国史を総ざらいしたいと思い、今度は「戦国小説100冊ノックプロジェクト」を行うことに決めました。

これまで歴史小説はほとんど読んだことがなかったので、最初の数冊はやはりかなり読みづらかったですし、知らないことも多く、苦戦しました。大学受験を通じて日本史を勉強していましたが、受験で必要な知識と歴史小説の中に出てくる広範囲かつ掘り下げた小説家の知識には到底追いつくはずもありません。

しかし、歴史小説でも読み進めていくうちに共有して持ち回せる知識が多いことを発見しました。

気がつくと、司馬遼太郎先生が執筆された歴史小説はひと夏の間に読みきってしまいました。

そのページ数は実に1万ページ、100万文字を優に超えます。

これだけの分量を意識的に読もうとすると、逆に「まだこんなにあるのかぁ!」と感じてしまい、ページをめくる手も重くなってしまいがちです。

逆に無意識に読める状態――はまった状態になれるようにすれば、苦ではなくなります。意識的に無意識をつくり出し、習慣の中で膨大な量の稽古をこなしてしまう方法、それが「自分プロジェクト化計画です」

圧倒的な物量をこなすと、かなりの実力と知識がつきます。

実際にやってみてほしいのですが、私がやったように何かのテーマについて一貫してひとかたまりの情報をインプットします。たとえばなにかの全集のようなまとまった単位の知識を吸収します。自分の興味の赴くままでまったく構わないので、1ページ残らず、徹底的に片っ端まで読み通します。こういう体験を1度はしておくといいと思います。

一夜漬けの知識では到底かなわないような厚みのある知識と、ものの見方を身につけている人たちに共通するのは、圧倒的な物量です。

自分もやらなければいけないと思う人は、自分の行動に名前をつけて、「プロジェクト」として取り組んでみるのをおすすめします。

燃えよ剣(上) (新潮文庫)

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関ケ原(上) (新潮文庫)

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