第804冊目 FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学 ジョー・ナヴァロ/著 トニ・シアラ・ポインター/著 西田美緒子/訳

FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学

FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学

目次


第1部 言葉を用いないコミュニケーションの基本(今すぐ使える力
快適/不快のパラダイム―言葉を用いないコミュニケーションの基礎
体はどのように話すか)
第2部 言葉を用いないコミュニケーションの応用(行動の威力
外見の威力
第一印象のアピール―組織がまわりからどう見えるかを考える
状況のコントロール―最高の結果を生む成功事例
感情のコントロール
ウソについて)


電話での会話に見るノンバーバルの経験則

  • 電話には一回か二回の呼び出し音で出る。
  • 躊躇(あー、えーと)や雑音(舌打ち、口笛)を避ける。これらをなくすことで、電話を通した話が周到で明白なものになる。
  • 言葉のミラーリングを実践する。顧客が「怒り」と言ったのなら、「お腹立ちはわかります」などと応じない。顧客の言葉をそのまま使って、状況を説明する。
  • 背景の雑音をできるだけなくす。
  • ほどよい声の大きさにする。電話をかけてきた人が声を荒げたら、こちらはかえって低くする。
  • 長くて深いため息を聞き分ける。これは「なだめ行動」で、「こっちにも苦労がある」というメッセージだ。
  • 自信を伝えられるよう、低い声を出す。
  • 値千金の沈黙がある。相手が何か不愉快なことを言ったのなら、少し長い沈黙によって、これに対応することができる。この強力なノンバーバルは、目の前にいれば会議で突然椅子から立ち上がるのと同じように、相手の注意を引く。
  • 相手が話し出せるように、長い間を置く。ほとんどの人は沈黙を嫌うので、あわててもを埋めようとして、思わず本音を漏らすことが多い。


あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪


今日の声に出したい言葉


悪いイメージをしたときにはやっぱりやられますね。「このバッター嫌だよなぁ」とか「当たってるからなぁ」という言葉を発してしまうとそのバッターに必ずやられるんです。――岩瀬仁紀

FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学

FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学