第788冊目 「すぐやる人」になれる本 「先のばし」「計画倒れ」がなくなる最強の行動革命 成功する人は「気持ちの準備」がうまい! 吉田たかよし/著

目次


第1章 「人生についたクセ」をまず変えていく―才能より「本能」が行動力を引き出す
第2章 気持ちを「プラス」にキープしよう―習得より「習慣」が意志力を引き出す
第3章 「雑欲」を整理すると生産性は断然高まる―始めるより「やめる」が達成力を引き出す
第4章 手ぎわよく「グズを断ち切る」ために―無理より「整理」が速さを引き出す
第5章 「リカバリーショット」を早く大きく打つ―順風より「風雪」が自信を引き出す
第6章 この生活習慣が「成功習慣」!―手間より「手軽」が脳の力を引き出す


自分に見切りをつけられる人になれ


「自分に見切りをつけられる人」と「つけられない人」の大きな違いは、経営的判断、マネジメント的判断ができるのか、ここが分かれ道になります。


見切りをつけられない人は、どちからといえば欲張りなので「これもあれも大事」と考えてしまい、すべてを抱え込もうとします。よくよく考えれば、投資効率が悪いにもかかわらず、一定の効率があがっていれば、それが惜しく感じられて見切れないのでしょう。こうして、さまざまなものを抱え込んでしまうわけです。


その結果。朝、起きてから自分が決めたことを順番にこなしていくのですが、絶対量が多いために二四時間はあっという間に過ぎてしまいます。決めたことを懸命になって取り組んでいるわりには、焦燥感ばかりが募り、気持ちは満たされません。


どうしてこうなるのでしょう。


自分にとって最も必要なことが、意外とたらい回しにされていたり、中途半端なままで終わっているからです。このままの状態を続けていると、大切なことを積み残したまま、人生を歩んでいきかねません。


ここから抜け出したい。そう願うのなら。まったく無駄になっているわけではないけど、自分にとって行う価値が低いものを思い切ってカットしていくことです。ただし、これを感覚だけで行っていくと、「あれも大事、これも大事」となってしまい、再び迷ってしまうことになります。


あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪


今日の声に出したい言葉


相手の立場に立ちながら、どう読んでもらいたいか? 文章が得意な人は、これをワンセットで考えます――芦永奈雄


編集後記