第784冊目 面接で『特A』をとる! 就活で絶対に選ばれる人になる秘訣 坪田まり子/著

面接で『特A』をとる! (静山社文庫)

面接で『特A』をとる! (静山社文庫)

目次


第1章 採用したいと思われる人の共通点(草食系は『特A』をとれない?
採用担当者の本音と実情 ほか)
第2章 面接は、第一印象で9割決まる(面接官がチェックする3つのポイント
第一印象はたったの3秒で決まる ほか)
第3章 誰にでも好感を持たれる話し方(言葉よりももっと大切なことがある
面接で効果的な話し方とは? ほか)
第4章 自己PRの向上を目指す(エントリーシートは“紙上面接”
エントリーシートで絶対にやってはいけないこと ほか)
第5章 最後は、自分で“ご縁”をつくる(面接の究極の目的を知っておく
ビジネスマナーなくして、内定はない ほか)


説得力のある声の作り方


しなしながら、面接では、個人面接のみならず、集団面接でもグループディカッションでも、不必要に大きな声で話す学生が時折います。


?力強ければ良いか??大きければそれで良いか?というと、そうではありません。声が大きすぎるのは、むしろ空気を読めない学生ともいえるでしょう。


先に述べたように、声の大きさもTPOをわきまえるべきで、大きな声を出しすぎる人も不適当です。相手に聞こえるような声の大きさ、その場にふさわしい声の大きさを常に意識することが大切です。


声が小さいと自覚している人は、まず?常に?大きな声を出そうと意識することが大切です。そうでないと、これを読んでくださっている?今?だけそう思うのでは、普段にはまた元の声の大きさに戻ってしまうからです。


生まれてからの二十数年間、あなたの耳の鼓膜は、その小さな声に慣れてきたのですから、ちょっと大きな声を出すだけで、あなた自身が違和感を覚えると思います。でもだからといって元に戻して小さな声で話すと、得られることは何もないでしょう。


「変えるべきことは、今すぐ変える」という強い精神を持ち、自然とあなたの耳の鼓膜、そしてあなたの感じ方を慣れさせていきましょう。


次に、発音が明確ではない方。原因は2つあると思います。

  • 声が小さい
  • 口をほとんど開けない


声が小さい=聞こえないのですから、発音も自ずと不明瞭になります。口を開けないこともそうです。それでは試してみましょう。


「ありがとうございます」


これを、口をほとんど開けないで声を出し、録音してみましょう。


もしかしたら、「あいやおあいあ」位にしか聞こえないかもしれません。


では、いつものあなたよりも口をしっかり開いて声に出して録音してみましょう。


いかがですか。今度ははっきりと明確に聞こえたはずです。


言葉が不明瞭、滑舌の悪さも、口を大きく開けて話すだけで、案外解消されるものなのです。されに口を大きく開けて話すと、声が大きくなり表情までもが豊かになるという大きなメリットもあります。


あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪


今日の声に出したい言葉


こんなバカな、理不尽な上司がいるのも自分のせい、業績があがらないのも自分のせい。そう思えるような人は、どこに行っても成功するでしょう。――小宮一慶

編集後記



面接で『特A』をとる! (静山社文庫)

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