第782冊目 仕事力 青版 朝日新聞社/編著 北城恪太郎/〔ほか著〕
- 作者: 朝日新聞社
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/03/06
- メディア: 文庫
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目次
いま持てる全力を注ぐ―北城恪太郎(日本アイ・ビー・エム最高顧問)
基礎仕事力が翼となる―林真理子(作家)
命の限り、人は仕事―新藤兼人(シナリオライター、映画監督)
背骨となる価値観はあるか―丹羽宇一郎(伊藤忠商事取締役会長)
サバイバルは当たり前―羽生善治(将棋棋士)
自分の得手で、人を応援する―水野正人(ミズノ代表取締役会長)
ポジションをつかめ―齋藤孝(明治大学教授)
硬くなる頭と闘う―安藤宏基(日清食品ホールディングス代表取締役社長・CEO)
決断によって、キャリアは育つ―橘・フクシマ・咲江(コーン・フェリー・インターナショナル日本担当代表取締役社長)
「面白い!」の連続をめざせ―吉田忠裕(YKK代表取締役社長)
働きがいをつかんで生きよ―立石義雄(オムロン代表取締役会長)
新しいアングルを探し求めよ―茂木友三郎(キッコーマン代表取締役会長CEO)
知と想像力がパワーである―猪口邦子(衆議院議員)
一緒に泣き、笑ってこそ仕事―石原邦夫(東京海上日動火災保険取締役会長)
まだまだである―武豊(騎手)
アピールは3割増しの熱意で ポジションをつかめ―齋藤孝(明治大学教授)
仕事の現場では、現在そのポジションを持っている人が圧倒的に強いものです。もしあなたがやりたい仕事を既に誰かが手にしている場合、自分の方が1、2割上の実力があるという程度ではどうにもなりません。よく、おれにだってあのくらいのことはできるとぼやく人がいますが、実力が拮抗しているなら、現在仕事についている人のほうが経験している分だけ強いのです。
しかし、3割の差を出せるというのなら、ポジションの検討、あるいは交代もありえるでしょう。弱に言えば、そのくらいの力を集中的に注がなければ既成の事実は安定していて動かないのです。後から食い込んでいくというのはそれほど大変なことだと理解してほしい。外から斜めに批判しつつ物を言っている人にはチャンスが巡ってこないのです。
私も最初の2、3冊の論文集は2千部刷りでした。レベルとしては高かったと思いますが、難しい内容です。書くために100万円分の本を買いましたが、出版した本で回収できたのは10万円もなかった。しかし持ち出しは仕方がないと思います。お金も時間も、それを嫌っていたら変化は起きてこない。たとえ他のことで稼いでいても、自分がやりたい聖域、サンクチュアリでは身銭を切る。自分に投資することです。誰だって縁もつかりのない見知らぬ人に仕事を与えようとは思いませんから、この人は違うと感じさせるような熱意が必要です。
あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪
今日の声に出したい言葉
◆必ず役に立つ「5項目の方法論」
五感をフルに使うこと
同じ科目ばかり続けてやらやいこと
「スキマ時間」を活用すること
字はていねいに書くこと
教材などを、徹底的に「再利用」すること――荘司雅彦
編集後記
- 作者: 朝日新聞社
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