第734冊目 行儀作法の教科書 横山験也/著

行儀作法の教科書 (岩波ジュニア新書)

行儀作法の教科書 (岩波ジュニア新書)

目次


1章 日常の作法
2章 礼・お辞儀
3章 会話
4章 姿勢・ふるまい
5章 食事
6章 訪問・招待
7章 進物・贈答・冠婚葬祭・見舞い


よい姿勢とはどんな姿勢か


姿勢がよいか悪いか――たったこれだけのことで、その人の見え方、評価は変わります。


決して肩肘を張るのではなく、自然によい姿勢をとれるようになることで、他人に与える印象だけでなく、自分自身の心構えも変わってきます。


また、普段の姿勢は、自然と出てしまうものです。いざ社会人、仕事を任されるという段になって、キリッとして姿勢の人と、グデッとした人がいたら、会社に選ばれるのは前者に決まっています。他人に与える印象を考えれば当然のことです。


どんな姿勢がよい姿勢なのか、昔から伝わる「よい」とされる姿勢を参考にしてください。

  • 直立の姿勢


頭は真っ直ぐにし、足はかかとをそろえ、足先は六〇度ほど開きます。下腹部に力を入れ、両手は指先を開かないように自然に下に下げます。顎を少し引き、口は閉じ、目は正面を見ます。膝が曲がるとみっともない姿勢になります。


あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪


今日の声に出したい言葉


「どのような防御も礼を尽くすことには及ばない」――エドワード・ルーカス

 

編集後記




行儀作法の教科書 (岩波ジュニア新書)

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