第720冊目 パワー・プレゼンテーション 説得の技術 ジェリー・ワイズマン/著 グロービス・マネジメント・インスティテュート/訳

パワー・プレゼンテーション (グロービス思考シリーズ)

パワー・プレゼンテーション (グロービス思考シリーズ)

目次


第1章 説得力のあるプレゼンテーションとは
第2章 聞き手にメリットをもたせる
第3章 創造的な作業:ブレインストーミングを活用する
第4章 話に流れをつくる
第5章 聞き手の心を一瞬でつかむ
第6章 視覚に訴える
第7章 文字に語らせる
第8章 数字に語らせる
第9章 主役は発表者である
第10章 話に息吹をもたらす
第11章 プレゼンテーションをカスタマイズする
第12章 メジャー・リーグのマウンドに登る


一にも、二にも、三にも練習


自信と説得力をさらに強固なものにするには、基本の準備ができた後で、十分な時間を割いて練習することだ。声を出し、間をおいて繰り返し練習する。こうすることで、自分でプレゼンテーションをコントロールできるようになり、自信が持てるようになる。焦る気持ちは減り、落ち着くことができる。話を明快にする新たな方法が見つかることもある。余分な部分が見えてくることもある。その結果、精解でシャープなメッセージを伝えることができるようになる。以下に示すのは練習のためのチェックリストである。

  • プレゼンテーションは繰り返し、声を出して練習する。これは1人でもできるし、音声をテープレコーダー(ビデオではなく)に録音してもよい。ビデオ・レコーダーを使うと自分がどう映るかを意識してしまう。音声のみの録音にすると、自分の口頭説明だけに集中することができる。あるいは、同僚や友人の前で練習してみるのもいい。どのような場合でも、スライドを使いながら、声に出してみることだ。
  • 割り当てられた時間内に効果的にうまくできるかどうかを確認するため、プレゼンテーションの時間を測る。
  • 声に出して練習するたび、構成要素間の関連づけのテクニックを使って、コンセプトを結びつけ、聞き手とのつながりのテクニックを使って、聞き手と自分を結びつける。
  • 表現に十分注意する。

練習を習慣化させ、ほとんど考えないでも、その練習法を取り入れられるくらいになろう。言葉を口に出して言い、間をおいて繰り返し練習すると、信じられないくらいの力が発揮される。練習は、この本で学んだすべてのテクニックの効果を高めてくれる。とにかく練習だ!


あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪


今日の声に出したい言葉


相手はあなたが「何をしゃべっているのか」より、「どんな風にしゃべっているのか」のほうに印象づけられるのです。目と耳が与えるあなたの情報のほうが、話す内容よりも重要な場合もあるのです。このことが意味するところは大きいのです。――金森重樹

 

編集後記




パワー・プレゼンテーション (グロービス思考シリーズ)

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