第718冊目 モテる話術 デイビッド・コープランド/著 ロン・ルイス/著 紅葉誠一/訳

モテる話術 (ソフトバンク文庫)

モテる話術 (ソフトバンク文庫)

目次


あなたは確実に「モテる男」になれる!
もっと「モテたい」あなたに―女性はどんな男に心を開くのか
モテる男の「声のかけ方」―女性はどう声をかけられたいのか
モテる男の「常識」―女性はどこが男と違うのか
モテるための「心理対策」―女性に拒絶されたときどうすればいい
魔法の言葉「それ、どうしたの?」―女性はこんな「ひと言」に喜ぶ
モテる男の「魅力的なしぐさ」―女性はこんな「しぐさ」にときめく
モテる男の「ユーモア」―女性はこんな「ユーモア」に心を許す
「女性の心に入っていく」技術―女性に「わたしのことわかってる」と思わせる
「女性の心に入っていく」上級技術―女性に「わたしたち」と言わせる〔ほか〕


「恋愛は確率」のゲームだと考える


モテる男は恋愛を「確率のゲーム」だと考える。


女性に声をかけて成功するのは一定の割合で、あとは失敗することを知っている。


数多くの女性に声をかければ、「成功する」回数が増えることを知っている。


保険の外交員をたとえに考えてみよう。75回電話をかけて1回の割合で会ってもらえ、会った人の4人に1人から成約を取れることがわかっていれば、300回の電話で1件の成約が取れる計算になる。このように一定の「確率のゲーム」で成約が取れる場合は、とにかく電話をかけまくればよいのだ。そして電話が一定の回数に達すれば、1件の成約が取れるわけだ。恋愛の場合は、10回声をかけて1回おしゃべりができ10回のおしゃべりで1回電話番号が聞き出せて、電話番号を聞き出せた10人のうち1人とデートにこぎつけることができる――といった具合だ。失敗するたびに成功に近づいていると思うことができれば、気分はぐっと楽になる。


著者の前作『モテる技術』でも、デートは「確率のゲーム」だとくりかえし述べてきた。ここでもあらためて強調しておきたい。かならず成功すると思うことで、何度でも挑戦してみようという気持ちになれるはずだ。女性に声をかけたり、気をひこうとしたりして、失敗するたびに、また一歩成功に近づいたのだということを思い出してほしい。


女性をモノにできる男性とそうでない男性の決定的な違いは、こうだ。モノにできる男性は、回数を重ねればかならず成功することを知っているということだ。モノにできる男性は失敗しても決してあきらめない。失敗すれば、すぐ新たな挑戦をする。いっぽう、モノにできない男性は友人に愚痴をこぼしたり、部屋にひきこもったり、もう女性なんかいらない開き直ったりしてしまう。


もともと「モテる男」と「モテない男」がいるわけではない。


挑戦をくりかえすのが「モテる男」なのである。そんな男が女性をモノにできる。


あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪


今日の声に出したい言葉


人生設計とは、突き詰めれば何にどれだけ時間を使うかという時間配分以外の何ものでもない。――大前研一

 

編集後記




モテる話術 (ソフトバンク文庫)

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