第715冊目 嘘を見破る質問力 反対尋問の手法に学ぶ 荘司雅彦/著
- 作者: 荘司雅彦
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2008/06/19
- メディア: 単行本
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目次
第1章 華麗なる芸術、反対尋問
1 反対尋問を駆使して嘘を見破る
2 リンカーンが用いた危険な技法
3 反対尋問の技術をビジネスで活用する
第2章 人間の記憶は実にいいかげん!
1 むやみに「嘘つき」呼ばわりすることの危険性
2 人間の記憶のいいかげんさ
3 人間は「主観的には」真実を述べる
4 人間は嘘をつくことが苦手
5 記憶違いや、思いこみへの対処法
第3章 悪意で嘘をついている相手に対して
1 記憶違いか嘘つきか?
2 身体に現れる「嘘」を見破る
3 相手の嘘を見破る5つの方法
第4章 女性は男性よりはるかに嘘が上手
1 男性の嘘、女性の嘘
2 女性の嘘に対する対抗策
3 1対1での交渉には勝ち目なし
第5章 専門家に太刀打ちするためには
1 専門領域では準備なしに議論しない
2 謙虚な姿勢で情報を引き出す
3 専門家への報酬はどうする?
第6章 法律家の論理
1 法律家の論理学
2 荘司流法律論の立て方
3 ビジネスや社会生活への応用
4 嘘を論破するときも法律家的論理力は有効
第7章 嘘の事例とその対処法
1 理路整然たる説明
2 ハッタリ作戦
3 不利なことを言う人は正直か?
4 ひとつのことに「こだわる」人
5 余分なことには真実が多い
ヒューマン・ウオッチング
私は、人との待ち合わせなどのときによく「ヒューマン・ウオッチング」をしています。
もちろん、特定の人をジロジロ見ていたりすると、?危ない目?にあいかねませんので、さりげなくたくさんの人たちを見るようにしています。
一人で歩いている人は、人相や動きに変化がないので「見る目」を養うことはできませんが、携帯電話で話している人数人で話している人たちを見ては、「この人は取引先と電話しているのだろうか? それとも上司?」とか、「この人たちの中でリーダー格は誰だろうか?」などと、勝手に想像しています。
これは、人間の動作や表情などを観察する目的で、動作や表情から「嘘をついてるかどうか」が判断できるという類の本を何冊か読んでから、時間潰しのときの習慣になってしまいました。
書籍で学んだ「人間の動作」というものが具体的にどういうものか、ということを自分の目で確かめるためのトレーニングとして、10年以上前からやっています。
表情の変化や動作の変化は、本当に人それぞれ、法廷や相談室だけではなかなか読みとれるようにはなれません。
さりげなく「ヒューマン・ウオッチング」を続けるうちに、漠然とではありますが、表情の変化などを読み取ることができるようになりました。
時間待ちでイライラするよりも精神衛生上も好ましいのでお勧めですが、決して観察対象に失礼がないよう細心の注意を払ってください。
あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪
今日の声に出したい言葉
「セミナーの参加者は、講師が言ったことを覚えていない。自分自身が言ったことを覚えている」――川西茂
編集後記
- 作者: 荘司雅彦
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