第713冊目 ほめ言葉ハンドブック 家族・プライベート編 本間正人/著 祐川京子/著

ほめ言葉ハンドブック 家族プライベート編

ほめ言葉ハンドブック 家族プライベート編

目次


1 家族をほめるということ
2 親をほめよう
3 わが子をほめよう
4 配偶者をほめよう
5 自分に関係する人たちをほめよう
付録 すぐに使えるほめ言葉リスト 家族・プライベート編


正しいほめ言葉のチェックリスト
Download

①事実を、細かく具体的にほめましたか?
②相手に合わせたほめ方をしましたか?
③タイミングよくほめられましたか?
④先手をとってほめましたか?
⑤心を込めてほめましたか?
⑥おだてず媚びずにほめましたか?
⑦ほめる要素を探していますか?
⑧ほめ方のレパートリーを増やしていますか
⑨力加減をコントロールしていますか?
⑩一度であきらめず、実践し続けていますか?

そもそも、ほめ言葉というのは、ポジティブなエネルギーを相手に提供するということです。しかし、羨望や嫉妬のニュアンスが入ると、言葉の上ではほめていても、受け取るほうの気持ちは複雑です。なぜなら、言葉の包み紙ではなく、中身の気持ちのほうを、ずしんと受け取ってしまうからです。これでは人間関係がよい方向かいません。上手なほめ言葉を口にできるように、次のようなトレーニングをしてみましょう。

  • 比較の視点を抜く

「うちの子に比べて」「私のだんなに比べて」など、自分のなにかと相手とを比較している視点が少しでもあれば、それを抜くよう心がけましょう。比較をすると、言葉の上ではほめ言葉になっていても、傍目には羨望・嫉妬の会話と映ってしまいます。

  • 発声練習する

自分でほめ言葉を口に出して言ってみて、羨望や嫉妬の気持ちが入っていないかどうか、発声練習をしてみましょう。言い方や声色によって、同じ言葉でも全然違う響きになるのがわかると思います。気持ちのよい、さっぱりとしたほめ言葉が口にできるまで、チャレンジしましょう。

  • 身のまわりの素晴らしさに気づく

そもそも、羨望や嫉妬の感情は、自己信頼のレベルが低いところからきています。「いいわね、○○さんのだんなさんは」というときは、自分の夫のことをよく見ていないから、うらやましく感じてしまうのです。羨望・嫉妬の感情を持つ前に、まずはあなたの身のまわりの素晴らしさに気づいてください。すると、いつのまにかマイナスの感情は減っているはずです。


どんな人にも必ずよいことろがあるという「美点凝視」の考え方を持って、相手のよいところを見つけ、それを言葉にし、そして相手が受けとめやすいかたちで投げかけることが大切なのです。


あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪


ほめ言葉ハンドブック

ほめ言葉ハンドブック


今日の声に出したい言葉


「雨を降らせることはできないが、雨降りに備えて土壌を耕しておくことはできる」――ヘンリー・ヌーウェン


 

編集後記


付録のほめ言葉リストは使えます。


デール・カーネギーの『人を動かす』でも「ほめる」ことの重要性が書かれています。


いざ、ほめようと思ってもほめ言葉を知らなければほめようがありません。


この本には約400個のほめ言葉がのっていますから、そのまま使ってもいいですし、アレンジして使ってもよいと思います。


私は本書を見ながら「ほめる」わけにはいかないので、付録をコピーして壁に貼り、毎日朝晩2回音読します。


ほめ言葉ハンドブック 家族プライベート編

ほめ言葉ハンドブック 家族プライベート編