第709冊目 人に好かれる「声のマナー」41のルールとタブー 1秒で人をその気にさせる声の出し方 白石謙二/著

人に好かれる「声のマナー」41のルールとタブー――1秒で人をその気にさせる声の出し方

人に好かれる「声のマナー」41のルールとタブー――1秒で人をその気にさせる声の出し方

目次


第1章 声を変えると人生にすごい変化が起こる(第一声に最大の注意を払う
声を磨いて人生を変える ほか)
第2章 声には好かれる声と嫌われる声がある(声の好き嫌いは理屈ではない
脳は嫌いな声を「遮断」する ほか)
第3章 声の基礎知識(声量は「共鳴」で稼ぐ
討論は「声量のある声」で制す ほか)
第4章 日常をボイトレ化する「習慣術」(日々の習慣をボイトレ化する
ボイトレの第一歩はリラックスから ほか)
第5章 人を動かす声の戦略(「認知→理解→確信→行動」という人間の行動ステップを理解して声を使い分ける
自己演出するくせをつける ほか)


「おはようございます」は難しい
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また、「おはようございます」の、最後の「す」は、言いにくいかもしれません。「おはようございます」の「す」は、無声音です。「す」だけを発音すると、「su」になりますが、「おはようございます」の「す」は、息を吐くような「スッ」という音になります。


無声化してしまう言葉は発音しにくいのですが、「です」「ます」はきちんと発声すべきです。


また、無声化した「す」を早口で発声しようとすると、とても言いづらいことがわかります。最後の「す」を徹底的に意識して発声しましょう。


また、「お世話になっております」と言うときも同じ。あわてて言うと、「お世話んなっております」


などと無礼な言い方になってしまいます。一つひとつの言葉を文字に書いて確認するくらいのつもりでゆっくり話せば、音量も上がってきます。スピードを上げて発声すると言葉が流れてしまい、言葉に力が入りません。それこそ、「あざーす」といっただらしまい挨拶になってしまうのです。


気の抜けた言葉を使っていては、好印象を持たれるはずがありません。ビジッとした発声で、しっかり挨拶しましょう。


あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪


今日の声に出したい言葉


「金を払う側からお礼を言われるのがプロ」――高橋淳

 

編集後記


私は録音するときに「サ行」をよく噛んでしまいます。


「ハ行」も発音しにくいのですが、「サ行」は五十音のなかでも一番難しい音ではないでしょうか。


NHKアナウンサーの武田真一さんの滑舌のいい声を聞いていると、どうしたらあのような発声ができるのかと不思議に思います。


人に好かれる「声のマナー」41のルールとタブー――1秒で人をその気にさせる声の出し方

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