第668冊目 なまけもののあなたがうまくいく57の法則 本田直之/著

なまけもののあなたがうまくいく57の法則

なまけもののあなたがうまくいく57の法則

怠けた結果どうなるか想像する
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われわれは怠けてしまう理由のひとつに、「怠けた結果を深く考えない」ということがあります。


たとえば、この週末になにもせずごろごろして過ごしても人生に大きな変化はありません。少なくとも翌週大変なことが起きるわけではないでしょう。


しかし、そんな生活を10年続けていたら、どうなるでしょうか?


まず、能力や収入の面ではなにも進歩がないでしょう。身体のほうは運動不足がたたって何キロも太っているはずです。当然ながら体力も低下するし、疲れやすくなるでしょう。また、外に出かけなければ少しずつ友達も減っていきます。


……想像するだけで恐ろしいことですが、こんな寂しい10年後は、間違いなく今日という日とつながっているのです。


一方、だらだらすることなく、外に出て運動をしたり、スクールに通ったりした場合の10年後はどうでしょうか?


そしてあなたは、どちらの10年後を選びたいでしょうか?

わたしはいつも「逆算思考」の重要性を語っています。10年後のあるべき姿を考え、そのためには5年後どうなっているべきか考え、3年後の自分、1年後の自分、そして今日の自分がなにをするべきか逆算していく、という思考法です。


しかし、なまけものな人たちはなかなか10年後の自分がイメージできません。そこでまずは「この生活を続けていたら10年後どうなるか」を想像していきましょう。


あまり想像したくないかもしれませんは、これもひとつの強制力として働いてくれるはずです。


あなたに、すべての良きことが、なだれのごとく起きますように♪


目次


1 発想を変えてみる(なまけものである自分を認める
あえて他人に流される
努力と工夫を間違えない ほか)
2 毎日の生活を変えてみる(部屋の汚れをバロメーターにする
常習性のある浪費に手を出さない
雨が降ったら休む ほか)
3 仕事のやり方を変えてみる(メールは夜にチェックしない
上司を利用する
人に教える ほか)


今日の声に出したい言葉


「中毒性の高いものに近づいてはいけないが、自分がビジネスをやる場合には、中毒性のあるものの方が成功する」――金森重樹

 

編集後記


「この生活をしていたら10年後どうなるか」


この質問を自分にしたとき、私は恐怖に身を震わせました。


質問ひとつで人生を変えるほどの衝撃を味わいました。


今後なまけてしまいそうになると、「この生活をしていたら10年後どうなるか」と自問自答して困難を乗り切ろうと思います。


なまけもののあなたがうまくいく57の法則

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