第649冊目 人の心をひらく技術 仕事と人生が変わる「聞き方」「話し方」 小松成美/著

人の心をひらく技術

人の心をひらく技術

目次


第1章 「人とつながる」現場から(自分のすべてを投げ出して聞いた100時間―アストリット・Kとの邂逅
人間に向き合って胸の底にある言葉を導く―中田英寿との仕事
リスクを冒した第一の質問―イチローとの対決 ほか)
第2章 人の心をひらく(ステップ 人の心をひらくマナー
ステップ 会話を深めるスキル
ステップ コミュニケーション力を上げる)
第3章 「人間を聞く」ということ(誰にでも必ず話したいことがある―一期一会という大切な機会に
野心からの解放―和の伝統を受け継ぐ職人との交流
「聞く」技術のさらに上へ―トップアスリートとの現場 ほか)


自分との対話「ブラックノート」ノススメ
Download


ここで、私の秘密を1つお話ししましょう。この仕事について間もない頃から、私は「ブラックノート」と名づけたノートを持っています。黒革の手帳ではありませんが、人に見せない、見せられないという意味で、あえて黒い表紙のノートを買いました。


そこには自分の思いを隠すことなく、すべてを書きとめています。「原稿がうまくなりたい」「こんな仕事がしたい」「もっと痩せたい」という目標や願望から、「素晴らしい出会いだった」「今日会った人は苦手なタイプだ」とか「仕事で失敗してしまった」という感想や愚痴や反省まで、何でも書き記すのです。若い時代には、「嘘をついた○○さんは許せない!」と、泣きながらそのときの出来事を書いたこともありました。


ブラックノートは架空の友人のようなものです。私のことを何でも聞いてくれ、受け止めてくれる存在です。現代社会に生きる私たちは、たとえ「許せない」と思っても、おいそれとその関係を絶つわけにはいきません。孤島で1人で生きているならともかく、社会で生きているとはそういうことだと思います。


もちろん、いよいよというときは、関係を断ち切っていいのではないかと思います。自分を壊してまで守る関係などないでしょう。ただ、それは一生に何度もあることではないはずです。どうにも気持ちのやり場がないけれども、なんとしれも我慢しなくれはならないときには、私のようなブラックノートをご活用ください。


あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪


今日の声に出したい言葉


「間隔を置いた反復が大事です。多くのことを1、2度学ぶより、少ないことを何度も学ぶべきなのです」――ケン・ブランチャード


 

感想


今日からブラックノートを毎日寝る前5分間書きます。


心の中の気持ちを全部ノートに書き出して、頭の中を空っぽにして気持ちよく眠ります。


頭の中のモヤモヤをノートに書き出すことによって、なにが気になっているのかが明確にします。目標や今日の出来事、むかついたこと、感動したこと、改善したほうがいいこと、日中メモしたことを書きとめます。


私は2011年1月1日までに毎晩寝る前5分間のをブラックノート習慣化します。


人の心をひらく技術

人の心をひらく技術