第640冊目 たった1分間で相手を引きつける話し方13のテクニック 1minute アラン・ガーナー/著 菅靖彦/訳


たった1分間で相手を引きつける話し方13のテクニック

たった1分間で相手を引きつける話し方13のテクニック


目次


相手がもっと話したくなる質問をしよう
上手なほめ方、ほめられ方
相手の言いたいことを確認する
おまけの情報をどんどん使ってみる
思いきって自分のことを話そう
見知らぬ人に話しかける
OKされやすい誘い方
批判されても落ち着いて対応しよう
もう他人の言いなりにならない!
だれの問題なのか、はっきりさせる〔ほか〕


具体的な目標を設定する
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よい人間関係を築き、上手に維持したければ、まず自分の理想的な目標を実現する方法を具体的に決めなければなりません。自分がどこに向かうのかを知ってはじめて、効果的に自分の時間とエネルギーを使えるからです。


具体的な目標とは、正確なところ何でしょう? それは具体的な行動です。正しく書かれた具体的な目標には、次のような特徴があります。

  • 具体的である

それはほかの行動とまちがえようのない、1つの行動を指します。たとえば、ある友人にたいして「もっと暖かく接したい」ではなく、「プレゼントをあげる」ことを目標にします。

  • 証明できる

周囲の人が、あなたが目標に到達したことを確認できなければなりません。したがって、「家族と親しくする」ではなく、「家族をピクニックに誘う」というのが具体的な目標になります。

  • 肯定的である

望ましくない行動を減らすだけでなく、望ましい行動を増やすようにします。たとえば、「ジェシーを避けるのをやめたい」ではなく、「今日がジェシーをランチに誘いたい」と言うほうがいいのです。

  • 測定できる

一定の時間に目標行動をどれだけ実行したかを数えられるようにします。たとえば、「もっと多くの人と知りありたい」ではなく、「毎日、知らない人5人に微笑みかけ、そのなかの1人と少なくとも2分間話す」を心に決めます。

  • すべてはあなたの行動次第

あたなは自分の行動しかコントロールできませんから、自分の成功や失敗を他人の反応のせいにするのは適切ではありません。あなたの目標が隣人をバーベキューに招待することなら、実際に招待をしたら、相手が承諾しようがしまいが、あたなは目標を果たしたことになります。


毎週取り組む目標を、少なくとも1つ決めることです。たとえばわたしは、1週間に1度、近所の子どもたちと遊ぶという目標をもっています。以前は、日記をつけなければならない、授業の準備がある、電話しなければならないからと自分の言い訳をした、サボりがちでした。


でも、いまでは、遊ぶ時間を正規のスケジュールの一部とみなし、ほかの活動と同じように重要だと考えています。わたし自身とても楽しんでいますし、子どもたちも楽しそうです。ほかのこともすべて何とかこなしています。


週の目標を立てるとき、いつそれを果たすつもりかを具体的に決め、カレンダーに書き込んでおきましょう。たとえば、「火曜日に、ジェシーを週末キャンプに誘ってみよう」と決めたとする。そうした目標があれば、火曜日の朝。目を覚ましたとき、行動を起こす準備ができているはずです。


あなたはその日のうちに必ずジョージに会うか、電話をかけるかするでしょう。そして、会話を切りあげる前に、きっと彼を誘うでしょう。たとえ誘わなかってとしても、目標をもたないよりはましです。少なくとも自分が進歩しそこなったことを知っており、水曜日に、もっと向上するためのプランを立てられるからです。


あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪


今日の声に出したい言葉


人によって態度を変えない。話す言葉は、丁寧なのが当たり前です。だから、プライベートな時間でない限り、ある程度は丁寧な言葉で話すことです。人を選んで話し方や態度を必要以上に変えるのは、イヤな感じですし、これは明らかに差別なのです。――和田裕美


感想


今日から目標に数字、期限を入れます。


数字を入れなければ測定できません。期限のない目標は単なる将来の夢に終わってしまいます。


したがって、私は目標設定の際、「笑顔を増やす」ではなく、「私は2010年12月1日までに、1日10人以上に微笑みかける習慣をつける」とします。


私は目標に数字、期限を入れます。


たった1分間で相手を引きつける話し方13のテクニック

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