第６３２冊目 脳力２００％活用！「究極」の勉強法 別冊宝島編集部／編

脳力200%活用!究極の勉強法 (宝島SUGOI文庫)

目次

第１部　スペシャルインタビュー―２０１０年を勝ち抜く勉強のヒント（大前研一
平松庚三（小僧ｃｏｍ　ＣＥＯ）
石黒不二代（ネットイヤーグループ代表取締役社長兼ＣＥＯ））
第２部　何を学ぶべきか（日本のトップ営業マンは何を学んできたのか？
これさえ知っていれば通用する！オトナの教養講座
論語　「『論語』にはビジネスの真髄が詰まっている」―北尾吉孝（ＳＢＩホールディングス代表取締役、執行役員ＣＥＯ）
クリエイティブ　人間の最大の産物は「想像」と「創造」ですね―高城剛（映像作家・ＤＪ））
第３部　どのように学ぶべきか（オイシイところを一気読み　これが最強の勉強法
ラクラクできる勉強脳の鍛え方
神田昌典―究極の目標達成術　現代人に求められるロジックとイメージ力）

勉強記録をつけて学習内容を振り返る

「勉強記録」をつけることで、自分がどういった学習を行ったかがわかり、また後で見直すこともできる。

この後で見直すという作業がとくに大切だという。

青江さんが行っていたのは、だいたい１週間の単位で自らがつけた「勉強記録」を見直すことである。

これによって自分がどこができていて、どこができていないかがわかるのだそうだ。

ただ単に漠然と勉強するだけでなく、記録を記録をきちんとつけることで、進んでいる勉強と、そうでないところを管理、自らのフィークポイントを記録からあぶり出すというわけだ。

この「勉強記録」を毎日つけることは、日々、少しでも勉強に費やす時間を設ける、つまり勉強癖をつける効果も大きいだろう。

勉強癖のついていない初学者にはぜひ、行ってもらいたい。

「１日に行った勉強、それはずべて記録します。もちろん学校の宿題もあるんで、これも記録につけておくんです。やり終えると線を引っ張って消すんですけどね。これはやりましたって感じで。あとは、例えば訳を行ったたなら日英１時間とか英日１時間とかですね。毎日、記録をつけて１週間単位で振り返るんですが、やはり１週間のうちコンスタントに１日２時間でも勉強した日が続いているときは、かなり伸びが意識できますね。逆に１週間のうち、１日だけ５時間ほど、ドカンと勉強して、ほかの日はまったく勉強していないときはダメですね」

青江さんはまた毎日３０分でもコンスタントに学習を続ければTOEICのスコアを伸ばすだけなら十分できるともいう。

いまTOEICのスコアが伸び悩んでいる向きは、大いに参考にするべきだろう。

あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪

今日の声に出したいコトバ

「迷 いを断ち切ると、パワーが違う。迷わずに一年間突き進むと、ものすごいエネルギーを生みます。大学時代、講師のバイトをした経験から、試験合格には短 期集中がポイントと思っていました。大切なのは、“休まない”こと。一日も欠かさず続けることです。なぜなら、一旦覚えても、誰しも忘れてしまう。忘れな いためには、毎日、来る日も来る日も繰り返し学び続けることが必要なのです。ただし、休まない状態は、体力的にも気力的にも長期間は保てません。だから、 短期集中というわけです」。――山田真哉

感想

人は生命の危機を感じるとものすごいパワーを発揮しますよね。勉強にその力を応用するにはどうすればいいか私は考えました。考え抜いて出た答えが「もし○月○日の○○試験に合格しなかったら家族全員皆殺しにする！」という質問を自分にするというものです。

この質問をされると「今日は雨でやる気がないから……」「今日は仕事で疲れているから……」「今日はどうせ受からないから……」など言ってられないですよね。

死にものぐるいで、寝る暇も惜しい気持ちで勉強するはずです。人は楽なほうに流されていく生き物です。なまけ癖を克服するには強制的に勉強する環境を作ることも大切なのではないでしょうか。

脳力200%活用!究極の勉強法 (宝島SUGOI文庫)