第631冊目 私に売れないモノはない! 世界No.1セールスマンが明かす「必ず売れる」セールステクニック 勝って勝って勝ちまくれ! ジョー・ジラード/著 スタンリー・H.ブラウン/著 石原薫/訳

私に売れないモノはない!

私に売れないモノはない!

目次


敗け続けた人生の終わり。勝ち続ける人生の始まり
「欲求」それがすべての始まり
売り手も人間。買い手も人間
ジラードの二五〇の法則
「仲良しクラブ」は時間のムダ
身内に売り終わった後、誰に売る?
観覧車の席を絶え間なく埋め続ける
ジラード流、商売道具の使い方
ダイレクトメールを読ませる効果的な手法
顧客をつかむには顧客を使う〔ほか〕


ちょっとした販売ツールの絶大な効果


セールスマンなら誰でも名刺を持っているが、1年かけて500枚入りの箱を使いきらない人がたくさんいる。私は1週間あれば使いきる。


顧客を獲得する上で大事なツールを1つだけ選べと言われたら非常に悩む。不可能に近いその選択をどうしても選ばなければならないなら、おそらく「名刺」を選ぶ。


といっても、私のは、会社が用意してくれるような、自分の名前が隅の方に入っていたりして目立たない一般的な名刺とは違う。私の名刺は、完全に私専用だ。顔写真も入っている。もちろん、特注分をコストは自分持ちだが、惜しくはない。


オリジナル名刺の印刷コストは今でもそう高くはにない。それに、意味のある出費だ。私は所かまわず名刺を配る。レストランで勘定を払う際も、お金と一緒に置いてくる。自動車を運転しない人はほとんどいない。だから、ウェイターもウェイトレスもみんな見込み客だ。普通より多めにチップを払った場合は特にそうなる。度を超して払うことはない。


必要以上に金があると思われては、客になろうという気になってくれない。食事代が20ドルだったら、普通チップは15パーセントだから3ドルになる。私はいつも4ドルと名刺を置いてくる。すると、ジョー・ジラードを覚えておいてくれる。


私はスポール観戦中に、盛り上がる場面で名刺をばらまくことでも知られている。フットボールの試合で、タッチダウンの瞬間に顧客が立ち上がり、歓声を上げたり手を振ったり拍手を送っているとき、私も同じことをしている。ただし、そうしながら、自分の名刺をばらまいている。紙袋に入れて持参した物だ。だからスタジアムを汚しているのかもしれない。しかし、100枚の名刺の少なくとも1枚が車を必要としている人か、そういう人を知っている人の手に渡れば、その日が無駄にならなかったといえるほどのコミッションが得られることになる。


これは奇異な行動に映るかもしれないが、売上げにつながっていることは確かだ。それに、面白がって私から買おうと思う人もたくさんできたはずだ。名刺をばらまくなど普通にやることではないから、覚えていてくれるのだ。


重要なのは、そこに人間がいる限り、見込み客はいる、ということだ。そして自分の存在と職業を知ってもらえれば、それば顧客を開拓していることになる、ということだ。


あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪


24人に1人 渡すだけで仕事が取れる「絶対受注名刺」

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今日の声に出したいコトバ


「情熱と行動力があれば大抵の事は成し得られます。突き進んで下さい!」――松田公太


感想


1日平均6台。15年連続で13000台の新車を売ったジョー・ジラードさんだけあって、普通のセールスマンとは違うことが書かれていました。


1週間で500枚名刺を使いきらないようではまだまだ1人前のセールスマンとは言えないですね。


私に売れないモノはない!

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