第617冊目 NHKアナウンス・セミナー 放送の現場から NHKアナウンス・セミナー編集委員会/編

新版 NHK アナウンス・セミナー ~放送の現場から

新版 NHK アナウンス・セミナー ~放送の現場から

目次


1 報道
2 スポーツ
3 エンターテインメント
4 生活文化情報
5 インタビュー
6 ナレーション・朗読
7 ラジオ
8 番組制作
放送表現の基礎


キャスターのことばの重さ
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畠山 智之 はたけやま さとし


NHKの場合「視聴率1パーセント」は、視聴人数にすると100万人と言われます。私が担当している「ニュース7」は視聴率は15パーセント〜20パーセントですので、1500万人から2000万人が見ていることになります。


皆さんはだれが自分の話の根拠として、「テレビが言っていた」って聞いたことはありませんか? そうです。テレビから発せられたことばや内容は、うそや偽りのないものとして受け止められるのです。友人どうしなら「○○らしいよ」というあいまいな会話でも成り立ちますが、放送では「地震があるしいよ」とは絶対に言えません。


言った瞬間に、テレビを見ている人たちは「また地震がくる」と思ってしまいますから……。そうなたっら、パニックを引き起こすことにもなりかねません。それだけに、キャスターのことばは、正確で誤解をまねかないものでなければないのです。


放送とは、知り得たことを、わかりやすく第三者に伝える仕事です。皆さんも、きょうの出来事や家族や友人に話しますよね。それと同じです。ただ、大きく違うのは、その話が正確かどうかを取材して、間違いのないことを確認したうえで、わかりやすく伝える作業をしているということを忘れないでください。



あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪


NHK日本語発音アクセント辞典 新版

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今日の声に出したいコトバ


「話し方の技術を身につける方法はただ一つ、話して、話して、話して、話して、話して、話して、話すことだ」――ブライアン・トレイシー


感想


畠山智之さんのように、伝わる話し方を身につけたいものです。畠山智之の声を聞くと心が穏やかになります。


森田美由紀さんはサ行、タ行、ナ行、マ行など苦手な発音が続くと異常に緊張して、内容より、とちらないことばかりに力が入ってしまうこと。森田美由紀さんが苦手中の苦手の「見守る」ということばを代わりのことばや文章を考えておいて、気持ちを楽にするなど参考になることが多くありました。


私もサ行とハ行がなかなか発音することが難しいですね。練習しかないですね。


新版 NHK アナウンス・セミナー ~放送の現場から

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