第５５２冊目 銀座Ｎｏ．１ホステスの心をつかむ話し方 昼間は心理カウンセラー １５分で出会った相手をとりこにするテクニック 水希／著

昼間は心理カウンセラー 銀座No.1ホステスの心をつかむ話し方

目次

第１章　最初の５分で「この娘、わかってる」と思わせる
第２章　出会って１０分、まだ自分からは話さないでね
第３章　相手のタイプを見極めて、効果的に「ほめあいづち」
第４章　１５分たったら、そろそろ会話で盛り上がりましょう
第５章　これができたら無敵もう一度会いたい女性“上級編”
第６章　「愛」と「情」で本当に魅力的な女性になる

うなずきはタイミングが命

うなずきについては、何度もお話ししてきましたが、やっぱり最強の武器です。最強の武器の効力を最大限に発揮するために、うなずく「タイミング」の重要性について、あらためてお話しします。

前述したように、カウンセリングスクールで、うなずきについて学んだ私は、さっそく銀座で効果のほどをたしかめようとはりきっていました。

習ったとおりのタイミングでうなずく練習からと思い、挑戦してみると、あることに気づきました。

ホステスは皆、自然と大げさにうなずいているのですが、自分自身も含め、規則性にないものだったのです。周囲を細かく観察してみると、小刻みに、「うん、うん」とひたすらうなずいている娘や、やたら大きくうなずいている娘、適当にうなずいている娘に分かれていました。

そう、誰一人として、タイミングを考えて、うなずきを入れているホステスがいないんです。皆、自分をリズムなのです。ですから、話の「、」や「。」を意識してうなずこうとすると、まわりとずれてすごくやりにくい。

それでも、練習、練習と頑張っていると、おもしろい現象が起きました。お客様の話が、ひと段落したとき「水希ちゃん、で、いままでの話、わかった?」と私に要約を求めるのです。

どの席でも、ほかに何人ホステスがついていようが、皆が話の内容を理解しているかどうかの確認をとりたいときは、なぜか「わかる?」と水希に確認をとるということが続きました。

つまり、どんなにうなずいて話を聴いていますと態度で示しても、理解していますというタイミングでなければ、話を聴いていますとうメッセージにはならないということです。

だから、話が理解されているか確認して安心したいために、お客様は、正しいタイミングでうなずいていた水希に「わかる?」と要約を求めるのです。

授業や講演でも首を「うん、うん」とふっている人ほど、内容を理解していないと皮肉を言われることがよくありますよね。

私たちはやはり、しぐさや態度などの目に見える情報を真実だと思うクセがかなり強いようです。

ここまでテクニックを磨いてきたあなたは、「、」「。」にタイミングにうなずきを入れることを徹底して、会話を本当の意味で盛り上げていってくださいね。　

あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪

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今日の名言

１００回練習すれば、今までより確実に上手になり、練習しない人よりはるかにうまくなるのです。大切なのは、練習する意志と根性と、そして何を練習するかです。――大橋照子

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