第548冊目 ユダヤ人に学ぶ速学術 1回5分の勉強法! 浜野成秋/著

ユダヤ人に学ぶ速学術

ユダヤ人に学ぶ速学術


目次


1章 ユダヤ的速学術の基本
2章 ユダヤスキルアップの実際
3章 ユダヤ的活性知識のそろえ方
4章 知識は「溜めるもの」です
5章 覚え方のユダヤ的コーチ
6章 ユダヤ的英語記憶法
7章 活性知識の増やし方
8章 ユダヤ人は肉体に覚えさせる


想起スピードは常に速いほうがいい
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「知る」ということはどういうことか。


よく、肝心のことをいちばん大事なとにに思い出せず、後になって思い出して悔しい気持ちになった経験はないですか?


それは普段からゆっくり思い出す習慣をつけていたからで、自分の責任です。訓練負けの結果です。失礼ながら、そんなに遅れて思い出すのでは、最初から知らないのと同じです。


現代はめまぐるしい。即刻思い出さねば、手遅れということが実に多い。


ます思い出しに5秒とかかれば、そんな知識は失格です。


もしあなたがたいへんな博学でも、どの知識も6秒かけて思い出すなら、あなたは何も知らないたわけ者と同じだと思ってください。


では、瞬発力で思い出す、そんな知識体系ばかりにしておくには、日頃からどんなトレーニングをする必要があるのか、お話ししましょう。僕の記憶術の極意です。


まず、前述のサブノート。あの、Q&A方式にまとめた知識の宝庫の活かし方ですが、書き込む際に、まず書く内容を全部暗記してからテキストを見ないで書く。


そのとき間違えてもよろしい。あとで直せばいいだけのことですから。また直す段階で、あ、そうか、ここでもう、記憶違いをしてしまうんだ、気をつけねばと、戒めになる。そのときの印象で、この知識はなかなか忘れない。


次に、Aの部分に当て紙をして、自問自答式に覚えていくわけですが、その際、太めの2Bの鉛筆を用意してください。それでノートを2分から3分ぐらいの、超スピードで平らげていく。あ、忘れた! となった部分にはチェック印を打って答えを見、声を出して読み上げる。


全てを猛烈なスピードで答えていく。思い出すまで数秒もかかるものは、チェック! そうやって、ノート10ページ分ぐらいを、20分内外で学習してしまう。


何回やっても覚えられないもの、思い出せないものには、チェック印が3つも4つもつくわけですが、そういうものばかりをまとめて復習する。そのスピードも、猛烈に素早くやる。こうやって覚えたものはなかなか忘れません。


「記憶に時間をかけるな。思い出しに時間をかけるな」です。この習慣をつけてば想起の瞬発力はおのずとついてきます。


あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪


今日の名言


司法試験の勉強をしていたとき、一区切りついたところで「その時間何を学習したのか」を頭の中で思い出すようにし、思い出せない部分はテキストに戻って確認していた。毎回そういう癖をつけてくると、学習内容がどんどん頭に残るようになり、半年で論文試験の上位1500番以内に入ることができた。――荘司雅彦


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